コバートと云う素材をご存じでしょうか?
最近のアメカジ業界では様々なメーカーがこの素地を積極的に採用しているのですが、元々はミッドセンチュリーの時代にアメリカンワークウェアに多用されていた素材です。
イメージとしてはブラックの撚り杢素材と云った感じで、杢シャンのヘビーウェイト素材の様な感じです。
ワークウェア素材であるのに・・・
何処となくシックで、なんか、セミドレス系にも当て込む事が出来る格好良い素材でして僕も好きだったりします。
先週のチノパン解説の更新で「別素材バージョン」と紹介していたのは、実はこのコバート素材なんです。
これを今回リニューアルされたチノパン・242に新たに加えたいと思い、ウエストポイントと略同時に取り掛かって来ました。
最初の原反は撚り杢加減は凄く良かったのですが生地に張りが無く没にして、次に番手が太く打ち込みの多い生地にしました。
このコバートの試作過中でも工場さんとの縫製のやり取りはずっと続いており、巻き縫いの引き込みに必要なミシンの部材を特注で制作する運びとなっていました。
これまで長きに渡って生産して頂いて工場さんに設備が整っていたせいか?この特注の部材の製作には、正直「なんか、大変な事になって来たなぁ」と少々ビビる様にもなって来ました。
そして、そのミシンにて新たなコバートでチノパンを縫ってもらった所・・・
なんと、生地がゴツ過ぎて巻き込めない事が判明したんです!
マジか?
折角、良い生地なのに・・・
でも、確かに新たなコバートは生地に張りがあり過ぎて、仮縫いでポケットの玉縁を縫ってもらった時にも「への字口」に開いてしまう有様。
こりゃぁ、更に生地を新調しないと・・・と云う事で、採用したのがこちらの生地です。
如何でしょうか?
画像越しだと判りずらいですが、撚り杢の加減、色味、そして、生地の質感、どれ取ってもパーフェクトです!
さぁ、あとはチノパンのサンプル創りに掛かるだけです!
が、まだまだ試練は続きます。
と云う事で、今日もチノパンを穿いて秋のアメカジを楽しんで行きましょう!
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