![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/11/sato-shoten-4th/e6/0c/j/o0369020814433330875.jpg?caw=800)
今回のパーカーはスウェットをリリースした時から構想していたものでして、完成に至るまで2年も掛かってしまった経緯があります。
両Vスウェットにフードを取り付けた、所謂、後付けパーカーというアイテムは、僕の中では特別な1着にあたるモノでして、これ以外のパーカーを創るという発想は全くなかった事から企画がスタートしました。
先ず、グリームのスウェット系で絶対に外す事の出来ないディティールと言えば、丸胴、そして、剥ぎ目の無い筒リブであります。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/11/sato-shoten-4th/42/b0/j/o0369020814433330915.jpg?caw=800)
また、同様にグリームのスウェット系にはフラットシーマの「四本針」も欠かす事は出来ません。
この「四本針」も筒リブ同様に、新興メーカーさんには余り採用されていないディティールだったりする様です。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/11/sato-shoten-4th/86/6b/j/o0369020814433330945.jpg?caw=800)
「四本針」のスウェットに関しては、諸説こそ色々ありますが、1950年代半ばから後半に掛けてマーケットに出回る様になったと言われています。
そして、後付けパーカーと言えば、その名の通りですが、ベースは完全に両Vスウェットになります。
故に、ご覧の様にフードが付くのが特徴です。
ネックの上から見ると判り易いですかね?
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/11/sato-shoten-4th/80/6d/j/o0369020814433330975.jpg?caw=800)
一般的なパーカーとは異なりバインダー仕様になっていません。
後付け故に、後方のガゼットは全く意味が無くなりますが、後付けパーカーには必要不可欠なディティールであったりもします。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/11/sato-shoten-4th/07/15/j/o0369020814433331005.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/11/sato-shoten-4th/90/34/j/o0367020614433331043.jpg?caw=800)
編み立ては当然ながら100年前の編機で行っているのですが、これはスウェットの時にも書かせて頂きましたが、最高の質感を約束くれます。
ヴィンテージを知らない世代の方には、是非、シンカーで編み立てられたスウェットと100年前の編機からしか生み出す事の出来ない古き良き時代の本物質感の違いを体感して頂ければと思います。
語る所が多過ぎて何回に分けてご紹介させて頂きますので、お付き合い頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
後付けパーカー・312→→→こちら