60才からのJazz入門⑧ -歴史編(創世期)- | 八ヶ岳南麓の里小屋から -for comfort life-

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静岡県と山梨県、2拠点居住のおじさんです。思ったこと、美味しかったこと、楽しかったこと、等々を気ままに綴っていきたいと思います。

そもそもJazz初心者なので、

歴史なんて語れません。

 

でも・・・

Jazzの誕生(どう生まれ)や

変遷(どう変わっていった)

的なことを(超ざっくりで良いから)まとめておくと

そうだったのか!(池上彰風に)

という発見があっておもしろいのではないか、

と思った訳です。

(あくまで「ざっくり歴史編」なので、期待しないでね)

 

その歴史を以下の5つの時代に分けて、

僕なりに綴ってみたいと思います。

 

今回は初回の「創世期」です。

 

■創世期(1900-1920年)

■スウィング時代(1920-1940年)

■ビバップ時代(1940-1950年)

■ハードバップ時代(1950-1960年)

■フュージョンへ(1960-1970年)

 

■創世期(1900-1920年)

まずは・・・日本のジャズ評論家で、1950年代から晩年まで日本のジャズ評論の第一人者と評される活躍をした油井正一さんの著作「ジャズの歴史物語」の冒頭を引用したいと思います。

「ジャズはニューオリンズで起こったのではない」という説をとなえる人がある。そういう説に耳をかす必要はない。いつの世にも横紙やぶり的な言葉を弄する人がいるものだ。

 

ジャズはまさしくニューオリンズで起こった。起こるべくして起こった。ニューオリンズという町以外にこれほどジャズが起こり得る要素を持った町はなかった。

 

そして、南北戦争後のニューオリンズ・・・以下も油井正一さんの著作を引用したWEBページ↓にこんなくだりがありました。

奴隷解放によって仕事を求めた黒人たちは、ダンスホールや酒場などのBGMとして歌ったり、楽器演奏をして生活することにしました。 これが「ジャズ」の始まりです。

 

一方で「肉体労働に疲れた黒人が、その疲れを癒すための work song がジャズの源泉である」という話も聞いたことがあります。いずれにしても、ニューオリンズという町で自然発生的に起きたのがジャズだったみたいです。

 

【創世期の巨人】 ”Louis Armstrong”(1901-1971)

 ”Louis Armstrong”といえば、あの独特のハスキーボイスの「What a wonderful world」が浮かびますが・・・

トランぺッターとして有名↓なんですね。

ちなみに時代は違いますが、僕がJazzボーカリストとして大好きな”Nat King Cole”は元々有名なピアニストでしたが、艶と暖かみのあるスモーキーな声も絶賛され歌手としても大活躍した(出典:Wikipedia)という点では似てますね。

【創世期の代表曲】インディアナ(J.F.Hanley)

1917年に発表された世界で最初のジャズレコードだそうです!

 

【おまけ】Jazzの語源について(これまたざっくり)

当時ニューオリンズの酒場や女郎屋を活動場所としていたバンドのことをJASS BANDと呼んでいたそうです。


JASSとはスラングで性行為のこと。ニューオリンズの黒人トロンボーン奏者トム・ブラウンは音楽家たちに見下されていたJASS MUSICという言葉をあえて自らのバンド名に取り入れて“Tom Brown's Dixieland Jass Band”として活動していたそうです。

ニューオリンズからシカゴに北上したJASS MUSICが人気となり、シカゴではニューオリンズの「JASS」と区別するために「JAZZ」と変化させた言葉が使われるようになったという説があるそうです。

(Jazzという言葉はシカゴで生まれたんですね~)

北上するJazz 

ニューオリンズ(ルイジアナ州)→シカゴ(イリノイ州)

 

という訳で「歴史編(創世期)」は、これにて!

 

次回は「歴史編(スウィング時代)」ですが、いつになるかは不明です。期待せず、お待ちくださ~い。

 

つづく

 

外気温12度・雨上がりの朝を迎えた八ヶ岳南麓にて

 

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