米原万里さん…
すごく気になる人だったのになぁ。
惜しい人を亡くしたと思う……。
彼女のエッセイは大好き。
小説はこれしか知らないけど他にも書かれたのかな?
この小説の面白さは、主人公がほぼぴったりと米原さんの半生をたどっているところかな。
情景の描写や人に対する評価がイキイキしていて、嘘がないから引き込まれる。
プラハのロシア人学校での生活は本当におとぎ話を読んでいるようで面白かった~
そして、本筋にはまったく関係ないけど、モデルはあの有名なバレリーナだと思われる人への主人公の毒舌は、思わず「へ~~、あの人ってそうなんだ~。プププ…」とほくそ笑んだ。
ちょっとすっきり。
著者が経験した事実を文章にした部分と、そして取材から書き上げた強制収容所の描写が上手く合わさって小説の形になっている。
たぶん、描写の能力と想像する力が高いんだと思う。
さすが、超一流通訳者だなぁ、と感服するしだい。
それにしても……本当に惜しい人。
米原さんの相棒(?)、戦友(?)である田丸公美子さんの著書をちらっと立ち読みした。
あとがきで米原さんの事が書かれていた。
思わず泣きそうになってしまった…。
田丸さんの「シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ 」も絶対読まなきゃ。
忘れないようにメモしておこう。