私の趣味は、浅く広く、たくさんあります。
その一つが、落語を聴くこと。
時々、寄席に行きたくなります。
昨年、小4の息子が、夏休み明けから、「学校行きたくない。」と休みがちになり…
不登校気味でした…
私が仕事休みの時は、息子は学校を休むと、家に1日一緒いることになる。
つい、「ゲームするな。」とか「勉強しなさい。」と言ってしまったり、お手伝いをさせて、やる気がなくダラダラしていると、「そんなにイヤなら、学校行きなさい。」とか、言ってしまう。学校行けないから辛い思いをしてるのは息子なのに…。
私はある日、息子が学校休んでいる日、一緒に外に遊びに出ることにしました。
行き先は、電車一時間乗って、新宿へ。
電車でも、平日昼間、小学生を連れていると、チラリと不思議な顔で見られる。
「学校行ってないの?なぜ外出してるの?どこ行くのかしら?」
みたいな。
近所の知り合いにも、玄関出る時、
「あれ?ボク学校は?」
と言われた。
「ちょっと、今日は病院行くんです。」
とごまかした。
(いちいち聞かないでほしいなーと思うし、話に時間取られたくないので、こう返すのがベストかなと。)
新宿で降りて、三丁目へ向かう。
新宿末広亭の昼間の公演。
私の癒やしスポットだ。なんとなく疲れた時には、ここに来たくなる。三味線のお囃子を聴くと、リラックスする。息子にも、なんとなく落語を聞いてクスっとでも笑えたら、元気出るかなと思って連れてきた。同時に私も、クスっと笑いたかった。
入場券を買ったら、「はい、お子様にはシールのサービスです。」と、末広亭の寄席文字シールをもらった
レアだよね、寄席文字のシールなんて。しかも末広亭のですよ
客席に座ると、ちょうど林家楽一さんの、紙切りが始まったところだった。息子は、初めて見る紙切り芸に、「すご〜い。」と笑顔になった。
一人目のお客さんの注文を受けて、切り終わった後、
「今日はお子様がいらしてますね。何かご注文はありますか?」
とこちらを見て、聞いてくださる。
息子が、
「カブトムシ」と答えると、「保育園で紙切り芸をすると、ゾウとか、クマとか動物ばかりになるんですよね、それ以外はバナナ。」と、ほんわかしたトークをしながら、ハサミを動かしてる。そして、1分するかしないかで、「はい。出来ました。」と見事にカブトムシを切り抜いた紙を見せてくれる。