4月23日から3日間、孫たちと沖縄へ行ってきた。
はじめての沖縄、はじめての飛行機の二人は、なんでも興味津々だった。
那覇市の牧志公設市場では、真っ青の魚や豚の顔、大きな夜光貝や島ラッキョウなど、調理してもらっておっかなびっくりで食べたり・・・・。
美ら海水族館では、巨大なジンベイザメとご対面。
古宇利島に渡って、トンネルになった福木の並木道の散策や、そこで見かけた素敵なカフェでの昼食。
斎場御嶽という世界遺産となっているという聖域にも行ってきた。
いわゆる密林のような場所にある祈りの場であるので、地元の方が岩場に座ってお祈りをされていた。
とても急な坂を上っていくため、観光客はごくわずかだった。
不思議な雰囲気の中にも、沖縄戦でのアメリカ軍の砲弾が落とされた跡が、直径10メートル程の穴が水で埋まっており、「戦争遺産」として残していると記述があった。
平和祈念資料館や旧海軍司令壕など、南部戦跡もまわったが、小さな子どもたちはどんな受け止めをしただろうか?
ちょうどそのあと、昼食に立ち寄った「茶処・真壁ちなー」は、120年前の沖縄古民家。
沖縄戦の時の弾丸のあとが数カ所あったが、幸いに火災にあわなかったため現存している。
そこにはたくさんの絵本が並べられており、興味津々の孫たちは早速。
見てみると、沖縄戦の体験を絵本で表したものだった。
真剣な表情で、食い入るように二人が読んでいる。
さっき、平和記念資料館で見た写真やジオラマなどと一致したんだろうなぁと思った。
「じいじ、なんで戦争なんかするんやろう?」と、はじめちゃんが聞いたそうな。
いろんなものを見、聞き、体験した二人の孫とゆっくりと沖縄を満喫したばあばは、帰りの飛行機で爆睡してしまった。
基地の中に街がある、そんな沖縄を実感した旅だった。