これから13時間搭乗する席に座ると、
「ちゅーぐ様、本日はご搭乗ありがとうございます。私成田までご一緒致しますKと申します。」
穏やかな雰囲気のCAさんが挨拶に見えた。Kさんは右側(スターボード・サイド)の担当と思われる。
ウエルカムドリンク(フレッシュオレンジジュース)と新聞をいただいた。

(右の青いミニスーツケースはサムソナイト製のアメニティ)
ジュースを一口、二口‥。
するとCAのKさんが、
「ちゅーぐ様、離陸前にリラックスウェアにお着替えされませんか?」
前方に2ヶ所あるトイレの左側は少し広めで、着替え用のフロアボードが設置されていた。
ウェアに着替えて、着ていた服はKさんに預かってもらう。
こんな感じになりました。
因みにこのリラックスウェアは記念品として持ち帰ることが出来ます。
成田へ向けてワシントンダレス空港を離陸していきます。
通常の海外旅行だと、
「あ〜旅行終わってしまった〜‥。」
と思うのだが、今回に限ってはこれから始まる未体験ファーストクラスにワクワク感が一杯だった!
先ずはKRUGシャンパーニュを。
初めて飲みましたが、ヴィンテージ・シャンパーニは香りがかなりしっかりとした感じがします。
味は強めという表現が正しいのかどうか‥。
ANAでは香りを感じて貰いたいとのことで、敢えて大振りのワイングラスで提供しているんだそうです。
レストランのようなしっかりとした表紙のメニューが手渡されました。
開いてみると、
1頁めに和食コース、2頁目に洋食コースが表記されています。
3頁目におつまみ、単品などの好きな時に好きなだけ頼めるメニュー。
4頁目に和食&洋食の朝食セットメニュー。
お酒やソフトドリンクのメニューは別途あります。
シャンパーニュ、赤白のワイン、銘醸の焼酎と日本酒。
そんなに飲み切れないので目移りしますが、
今回はシャンパーニュ2杯、ワイン1杯と決めました。
後はコーヒー・紅茶とソフトドリンクにします。
空は酔いが回りやすいので注意することに越したことはありません。
アミューズ(突き出し)が供されました。
和食・洋食とも共通の内容です。
右上から時計回りに、チーズスティック、生ハムチーズ巻き、キノコマリネ、白身魚のカルパッチョ。
チーズスティックがシャンパーニュに合ったような気がします。
和食コースにメインは洋食のステーキをというわがままをお願いしました。
前菜は左上から雲丹クラゲ、蛍烏賊沖漬け、生麩、牛肉牛蒡巻き、長芋、チーズ、鮭燻製です。
KRUGの強いボディは珍味や濃い味にも決して負けないことに驚きました。
お造り、鯛の焼き霜造り。
出汁醤油と柚子胡椒でいただきました。
上空での刺身は初めての体験、美味しゅうございました。
お椀(蓋物)は蛤しんじょと梅素麺の吸い物。
ほぼ10日ぶりの出汁はとても優しく体に染み渡っていくような感じがしました。
やっぱり日本人なんですね。
酢の物、鮟鱇肝のポン酢掛け。
あん肝もこうしていただくと高級感ありますね。
決して安い食材では無いんですが。
主菜はU.S.フィレミニヨンのステーキ、キノコのデミグラスソース。
焼き加減はミディアムで、思いの外柔らかかった。
(アメリカ本土出発の機内食ステーキは固いと言われることが多いんです)
今回の旅最後のアメリカンビーフを堪能しました。
「後はデザートだなぁ‥」と思っていると、Kさんが
「ちゅーぐ様申し訳ございません。一皿抜けておりまして、お持ちしてもよろしいでしょうか」
「お願いします」
煮物として、ロブスターの白味噌煮が供された。
小振りの食器に盛られていて正直ホッとしたのは、結構満腹になっていた証と思われる。
あまり濃い目の味でなく、あっさりといただける煮物だった。
デザートには洋食のケーキや和食の甘味ではなく、アイスクリームをお願いした。
八分目のお腹と乾燥した機内では、ヒンヤリとした味が殊更美味しく感じられた。
カフェラテとプティフール。
illyのラテはなかなか香り高いもの。
マカロンなどをいただいて雲上の超豪華ランチは終了となった。
ここまで約1時間半少々。
幸せの時間だった。
食後は帰りの機内で見ようと心に決めていた、「LA LA LAND」をゆったりと鑑賞。
その後もう1本「Dr. Strange」も見終えた頃、
「ちゅーぐ様、お休みになられますか?よろしければお隣の席にご用意させていただきます」
「お願いします」
先程から同じことしか言っていないようだが、Kさんは私の様子からニーズを感じ取っているのかも知れない。
さすがファーストクラス担当の CAさんと感心した。
隣席(1G)にベッドメイクが完了したと告げられ、移動して横になり、4時間ほどぐっすりと休むことができた。
自席に戻り、備えつきのミネラル(ペットボトル)を飲んでいると、
「お飲み物いかがですか」
「ペリエいただけますか」
少し経った頃、
「何かお食事お持ちしましょうか?」
オレンジジュースとガーデンサラダ。
酸味のあるドレッシングと瑞々しい生野菜はとても美味しく感じた。
博多一風堂みそラーメン「大地」
「お好みでバターとコチュジャンを入れてお召し上がりください」
味は想像した通り、高級ラ王みたいだったが汁物が美味しく感じた。
みそラーメンにバターは定番だが、コチュジャンは意外と美味しかった。
再びリラックスして映画鑑賞タイム。
「成田まで後3時間少々となりました。宜しければ最後に何かお召し上がりになりますか?」
ハンバーガー。Kさんによるとサイズが小さめなので‥ということだったが、
クアアイナ1/3LBバーガー位のボリュームがあった。
そして想像以上に肉々しくて美味しかった。
当たり!だった。
フルーツの盛り合わせ。
Kさん心づくしのカッティング。
機内でいただくフルーツの美味しさ!そして美しいカッティング。
Sky Tracks社5スター評価をされるホスピタリティを感じた。
少しの間、手すきになったKさんとおしゃべりを楽しんだ。
最後の最後にエスプレッソ・ダブルをいただいた。
再びファーストクラスに搭乗出来る日は来るのだろうか?
成田到着数十分前に再び着替えをして降機の準備を始めるが、何とも名残惜しい限り。
シートの座り心地を忘れないようにしたいと思った。
定刻にANA001便、ボーイング777-300ER機は成田空港に到着した。
「ちゅーぐ様、ご搭乗ありがとうございました」
「お世話になり、ありがとうございます」
Kさんの笑顔に心を残しつつ、13時間のファーストクラス搭乗は終わりを告げた。

























































