2 歴史的な美しいビルの街、シカゴ その3
スカイスクレイパー(摩天楼)都市シカゴには2ヶ所の高層ビル展望台がある。リバーサウスのループ地区にウィリスタワー(旧シアーズタワー)、リバーノース地区にジョンハンコックセンターだ。
ウィリスタワーは高さが443m、1973年の完成時は世界最高の高さだった(現在はニューヨークのワンワールドトレードセンターに次いで全米2位)。
ジョンハンコックセンターは最上階が約330m、1969年完成時はエンパイアステートビルに次いで全米2位の高さだった。
どちらに上ろうか迷ったが、リバーサウスループ地区の摩天楼が望めるジョンハンコックセンターにした。ビル地下1階にある展望台への入口へ行ってみると、$20の通常チケットと$25の昼・夜2回上がれるサン&スターチケットが販売されていた。私はプラス$5で夜景も見られるお得な「サン&スターチケット」チケットを買い求め、まずは昼間の景色を見にいくことにした。
列に30分ほど並んで、エレベーターで「シカゴ360展望台」へ上がる。そこから見える東側の景色は海のようなミシガン湖で、その広さと雄大さに圧倒された。
北側は古くからの住宅地らしく、シカゴカブスの本拠地「リグレーフィールド」も見えた。南側はシカゴ川の手前にリバーノースの美しい歴史的なビル群が望め、川の向こうにループ地区にある元祖摩天楼ビル群が圧倒的な存在を放っていた。
ここの展望台には「ティルト(TILT)」というビル壁面のガラスが外へ斜めに傾く、行列が出来る人気アトラクションがあったが、高所恐怖症の私が乗る訳も無かった。
その後は1時間ほど高い所からの景色を堪能し展望台を下りた。
展望台の後はシカゴリバーノース地区のメインストリートのマニフィグセントマイルを南へ歩きながら、美しい歴史的建物を見ていく。シカゴトリビューンタワー、リグレービル、トランプタワー、玉蜀黍的外観のマリーナシティが印象に残っている。
シカゴ川の橋を渡ると、ループ(高架鉄道)の北東部近くには典型的なアメリカン劇場と言うようなシカゴシアター(ディズニーシーの劇場に似ていた)が目に付く。
その近く高架線を轟音立ててシカゴLの電車が駆け抜ける光景はディズニーシーを思い起こさせた。映画の世界に入り込んだ気分になってしまう。
現実に戻り再度歩き始めシカゴ美術館を目指す。この美術館には好きな画家スーラの点描画などが展示されている。とても気になったが行ってみると入場するには長い行列に並ぶ必要があり入場は諦める。
美術館対面側のビルにはシカゴ建築財団があり、館内にはシカゴ市街地の大きな模型が展示されていた。シカゴ建物巡りツアー発着地とスーベニアショップもあった。ビルは丸の内の明治生命館と内部の感じが似ていたので、設計者が同じなのだろうかと思った。
一旦ホテルに戻り少し休憩した後、17時過ぎにホテルを出る。ループのオレンジラインに乗り、クラーク/レイク駅で下車した。トリップアドバイザーで目星を付けた、駅近くにあるセルフサービス店ロニーズステーキハウスで早めの夕食を取る。店のオススメは8オンス(約230g)Tボーンステーキで、それにベイクドポテト、ガーリックトースト、シェフサラダが付き$10.99のセットメニューとなっていた。オススメに従い、ルートビアを追加し税込$13.7を支払う。
Tボーンステーキは骨が大きめだったが、肉の味とグレイビーソースが思ったよりも悪くない。サラダに掛かったサウザンアイランドドレッシングがアメリカ人好みなのか少し塩味が強かったので残してしまう。店内はディナーには早い時間なのか比較的空いていて、アメリカ最初の夕食をゆったりと楽しんだ。
夕食に満足し店を出て、シカゴ摩天楼夜景を見るためにジョンハンコックセンターの展望台シカゴ360を再訪問する。昼景より夜景に人気があるようで、エレベーターに乗車に1時間ほど待つことになった。
ようやく330mの展望台に上ると照明は明るさを落とした夜仕様に変えられていた。規則正しくオレンジ色の灯りが並んでいる住宅街、飛行機が離発着するオヘア空港も遠くに見えた。楽しみにしていたループ地区摩天楼のビル夜景は想像以上に綺麗だった!
美しい夜景を見て気分が良くなり、バーカウンターで瓶ビール($6)を注文し、夜景を見ながらアメリカ初のアルコールを楽しむ。昼間は気付かなかったが窓際の天井にはステンレス製ミラーが付けられていた。
そこに映り込む街の灯りが反射し街の灯りが増幅されるようだった。そんな効果もあるのか、今まで見てきた都市夜景の中でも上位に入ると思った。
ホテルに戻ると疲労感から、ベッドに潜り込むとすぐに夢の世界へ入って行った。






