こないだの休日・・・
1泊2日で北海道旅行した時の話で
1日目である、10月21日の話を~♪
今回の旅行のメインである
来年春のダイヤ改正でなくなる可能性が実に濃厚となってる
函館界隈のキハ40に乗ってるところ。
前記事からの続きです。
函館駅14時21分発、長万部行きの普通列車に乗ってる最中。
函館から乗車すること約40分。
山の中に入り、長いトンネルをくぐると
大沼公園のあの景色と出会い、
そして、大沼駅に到着した。
大沼駅で、20人ぐらいの客が降りて行って
客の数・・・だいぶ少なくなってきた。
その中で、80ぐらいのじーちゃんばーちゃんの2人組おって
なんかプレートやったかな、ソレチラッと見ると、どうやら函館市内の病院の通院帰りで
この列車乗ってた。
ちなみにこの夫婦、途中の森駅で降りていった。
15時8分、大沼駅を発車。
こっから先・・・大沼公園駅がある函館本線の方通らんと、
今回は、砂原支線を走っていく。
地図で表すと、こんな感じやね!
肌色で路線に沿って書いてるのが「函館本線」。
ピンクで路線に沿って書いてるのが函館本線(七飯~大沼)のバイパス線「藤代線」
そして、青色で路線に沿って書いてるのが、コレから乗っていく「砂原支線」。
すっげー雑な編集でスマン~(;´∀`)
↑の地図見て、
函館本線の大沼~森は、ほぼ直線な感じやねんけど、
逆に、「砂原支線」の方は、駒ケ岳の周りをグルっと回るかのような感じやったりすんねん。
ほんで、↑の地図を見て、2つの路線を見比べると、
砂原支線の方がすっげー遠回りしとる。
コレにはワケがある。
函館本線の方、函館方面行やと、森→大沼の間の上り坂が
あまりにも激坂すぎるんで、前記事でも書いたが
函館本線・七飯~大沼間で、仁山近辺の坂が激坂なんで
はるか大昔、蒸気機関車の走行がメインで
「超」が付くほど長大な貨物列車なんか、そういった坂なんか
全然上れんので(あまりにも非力すぎて)
ソレを解消するため、多少遠回りであっても、
こういった支線を新たに作ったワケなんやね。
ほんで、相当遠回りとなってしまったが
大沼~森の間、勾配を(函館本線よりもさらに)ゆるやかにし、非力である蒸気機関車が引っ張る長大列車が
スムーズに通れるよう、1945年6月・・・太平洋戦争の真っ只中に開通したのであった。
今でも、長大な貨物列車が「砂原支線」を走ってるワケやね!
さ、今回初めての「砂原支線」
どんなんか、めっちゃワクワクするわ~。
運命の分かれ道!
左に見える線路は、函館本線!
そうそう、大沼駅を出ると、
次の駅は・・・鹿部駅!
次の駅まで・・・な、なんと!43.2kmあるんや!!
コレ・・・めっちゃヤバくね??
いや、それ以前に、大沼~鹿部の間、
小駅がなんぼかあってんけど、利用者うんぬんより
JR北海道の経営状況がホンマにヤバいんで
駅保守とかのコスト削減しようという流れで
大沼~鹿部の間にあった小駅すべて「廃駅」とした。
池田園・流山温泉・銚子口の3駅が、2022年3月のダイヤ改正で廃駅となってしまった。
ちなみに、砂原支線内の廃駅となった駅の利用者数・・・
(平均で)5人おるかおらんかの感じやったみたい・・・。
砂原支線に入り、周りは森の中。
駒ケ岳と大沼の湖がチラッと見えただけで
あとは、只管、森ん中をずーっと走って
しかも、時速40でゆっくりゆっくり走りまくって
すっげー退屈になってきた。
俺のブログのネタつくりのため、
いっちゃん後ろのデッキにおってやで、
絶景とかそーゆーの期待してソコにおったんやけど、
さっきも書いた通り、ずーっと同じ景色が延々と続いてるんで
あまりにも退屈過ぎて、夕べあんまし寝てないのと(今回の旅行で興奮しまくって)
あと、いつもの仕事疲れが溜まってるおかげで
めっちゃ眠たくなってきた~(+_+)
でも、初めての砂原支線やし、次あんのかどうか分からんので
ココで眠ってしまったら、ソコで終わりなんで、
兎に角、辛抱あるのみ!睡魔との静かな戦いや~( ;∀;)
そんななか、廃駅跡が。
ココは・・・かつての「銚子口駅」やね。
今は、行き違い可能な信号所となってる。
↑に映ってる小屋は・・・かつての駅舎!
そして、かつての「銚子口駅」を静かに通過したのであった。
また、あの景色が延々と・・・。
めっちゃ退屈や~と思いつつ、
そうこうしてる間に、鹿部駅に到着した。
15時31分の到着で、大沼駅から約30分やった。
大沼から鹿部までの間、わりかし直線区間長いんやし
それやったら、もうちょっと速度上げてもエエンとちゃうの??
・・・と思うのだが、速度上げたら上げたで、線路の保守とかに影響すんのん??
例えば、JR西日本の超赤字ローカル線で、時速25キロ制限区間
所謂「必殺徐行区間」ちゅーのがようけあんねんけど、
建前は安全面重視でソレ設定しとるんやけど、本音はゆっくり走るコトで
線路痛ませんよう、そして、線路の保守コスト削減のため
あえて、こーゆーコトやってる。
・・・と俺はそう思ってんねん。
鹿部駅の構内に入って・・・
めっちゃ古ぼけた駅舎が、実にエエ味出しとるわ~。
向こうからも列車がやってきた。
この駅・・・構内踏切あっても遮断機とゆーの一切ないのな~。
そして、鹿部駅を発車した。
だんだん遠ざかる列車を見、
鹿部駅を後にする。
次記事に続く