【将棋・名人戦】藤井聡太八冠が穴熊をやったら最強でしょう。 久々に将棋熱が。 | 2013年。仕事を辞めて日本を旅してみた。

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2013年4月から二ヶ月間日本各地を旅した記録をここに記します。
仕事を辞め貯金を使い2013年4月~6月の間好き勝手旅をしました。
自分が経験したことをを通じて旅の楽しさ知ってほしいと思い立ち上げました。
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こんばんは、さすらいの旅人です。

 

一昨日の序盤と

昨日の最終版少しだけ名人戦を拝見しました。

 

藤井聡太八冠の穴熊最強説

 

 

名人戦は将棋界における、序列2位(賞金的にね)

竜王戦(序列1位)が出来る前は名人になるのが子供たちの夢でした。

 

まんが「将棋の渡辺くん」の主人公(?)

渡辺明九段(40)(名人三期)は20歳で竜王になりました。

 

渡辺九段は竜王戦にはめっぽう強く、

初代永世竜王になるほどの実力者。

 

そんな実力者でも、

名人には中々なれなかった・・・。

 

将棋のタイトル戦は八つあり、

藤井八冠が今全てのタイトルを保有しています。

 

これ、とんでもなく凄い状態です。

 

今局。

対局者は豊島九段。

かつて竜王や名人のタイトルを獲得した猛者。

 

私は豊島九段の存在が、

神童だった藤井八冠を成長させたと思っています。

 

かつては、藤井八冠が苦手としていた豊島九段。

高い高い壁でした。

 

ある時から、

豊島九段にめっぽう強くなりました。

 

将棋AIの活用です。

 

当然ですが、

将棋AIは現代のプロ棋士では殆どの方が使用しています。

 

将棋AIは自分が読めないような

ありえないような手筋を示してくれます。

 

かつては、過去の棋譜を見たりしていたそうですが。

 

将棋も既にパソコンを使う、

AI時代になっています。

 

ちなみに、将棋AI自体は作者がご厚意で無料で公開してくれています。

一般の方でも利用することが出来ます!!!

 

 

 

で、

本局ですね。

 

藤井八冠の3勝1敗としていて、

北海道に乗り込み、道東はオホーツクでの対局でした。

 

 

latest.title - 無料の棋譜サービス 将棋DB2 (shogidb2.com)

こちらで棋譜が見られます。

 

藤井聡太 名人 vs. 豊島将之 九段 第82期名人戦 七番勝負第5局 - 無料の棋譜サービス 将棋DB2 (shogidb2.com)

 

先手は藤井名人でした。

※タイトル戦の場合、

タイトル保有者は何冠とは使わず

タイトル名を付けるのが通例の為、藤井名人にしています。

 

 

藤井名人がいつものようにお茶のルーティーンから。

飛車先の歩を伸ばす2六歩

 

これに対し豊島九段は、

3四歩と返します。

 

この辺りは定跡と呼ばれる手筋です。

 

藤井名人は、7六歩と角道を開ける手を指しました

 

定番の手ですが、最善手です。

 

 

驚いたのが4手目。

豊島九段が4四歩と指したところ。

 

 

引用元は上部のDB2

 

 

ん!?

え!?

って。

 

後手でそれやるぅ!?

将棋ウォーズならまだしも。

名人戦でぇ!?

 

 

当然のように2五歩と藤井名人は進めます。

 

 

 

 

6手目 3三角。

これについてはよくある手ではあります。

 

4八銀と藤井名人は銀を上げます。

 

 

 

 

 

8手目 9四歩

 

今ここで上げるんだ。と思っちゃいますね。

 

名人戦らしくなってきました。

高度な読みあい。

 

 

 

藤井名人は6八玉と囲いを目指します。

 

どんな囲いをするのだろうか?

 

 

 

 

 

少し手を進めて12手目。 9五歩。

穴熊気配を察したのか、歩で9筋をけん制したのかもしれません。

 

 

 

15手目。 3六歩と指した後のアンサーが

 

 

 

四間飛車じゃないですか~~~!!

 

 

まさか、藤井名人!?

 

この辺でざわつきました。

 

 

 

 

 

 

ANA GU MA★

 

 

 

 

28手目。4筋に居た飛車を3筋に。

これいい手です。

豊島九段さすが。

 

ただ、

その上を行くのが藤井名人でした。

 

 

タダで歩やるよ。

と藤井名人の言葉に

 

 

 

誘われるような同銀。

 

 

 

昔の将棋ではありえなかった、金上がり。

現代将棋ではよくある戦法です。

 

固い。

 

 

豊島九段が囲いの為銀を上げるしかないタイミングで、

 

 

金を上げる。

 

その後手が進み

 

 

 

 

穴熊が完成しました。

 

といってもまだ未完成です。

5七にいる銀が7九に下がったら完成するのですが。

 

 

2手かけてやっちゃいましたね。

 

 

この時点でも、

将棋AI的にはほぼ50-50ですが、

対局者目線に立つならば、

自玉が薄い豊島九段と、穴熊囲んだ藤井名人。

 

メンタルの差が中終盤から現れました。

 

 

藤井聡太 名人 vs. 豊島将之 九段 第82期名人戦 七番勝負第5局 - 無料の棋譜サービス 将棋DB2 (shogidb2.com)

 

この後の展開については見て頂けたら。

 

最終的に完全に負けては居ませんが、

負ける筋しかないと悟った豊島九段が投了。

 

藤井名人初防衛となりました。

 

 

豊島九段が飛車を振った時に穴熊にしようと考えたのか、

そもそも最初から考えていたのか分かりませんが、

 

藤井八冠は強ぎますね。

 

以上です!!