「コカ・コーラ」が日本で本格的に製造・販売されるようになったのは1961年(昭和36年)のことらしい。
「コカ・コーラ」を口にしたのは、小学校3年の頃、夏祭りの夜に小倉銀天街の喫茶店で父から「少し飲んでみるか?!」と言われて一口飲んだのが最初だった。そのときの印象は「辛い!」だった。そのシュワッとした刺激的な味が、子供の舌にはただ「辛い!」と感じられた。
辛さの感じ方は、国や文化によっても違う。キムチは韓国のソウル・フードだが、幼児には水で洗って辛味を落として食べさせるのが一般的で、白菜キムチをさっと水で流して塩気とヤンニョム(唐辛子だれ)を落とし「浅漬けの白菜」のようにして小さく切って食べさせるらしい。
だんだん舌が大人になって「コカ・コーラ」を「辛い」とは感じなくなったが、本物の「激辛」を食べたのは大学1回生の頃、熊野神社近くにあったカレー店「ヴィヤント」が最初だった。ここのカレー、口から火が出るほど辛かった。この店、現在も営業しているらしい。
東京で働いていた頃、職場近くの桜堤団地のそばに中華料理店の「昇龍」があった。職場では「カドチュウ(角の中華屋)」と呼ばれていた。ここには結構激辛のメニューが揃っていた。辣醤麺、酸辣湯麺、焼肉麺などなど。とくに焼肉麺が美味かった。
辛い物を食べれば、20代の当時も汗はかいたがすぐに引いた。コンピュータセンターでの業務は辛さを忘れるくらいハードだった。当時、辛い物は決して嫌いではなかった。
体重が増えてきた40代後半頃から辛い物はあまり食べなくなった。食べると汗が引かなくなったからだ。50代に入って殆ど食べなくなった。妻と交際していた頃に「四川料理」に連れていかれたことがある。ただ「四川料理」は、決してスーツ・ネクタイで食べるものではない。バスタオルは勿論のこと、バスタブまで欲しくなった。
民放で出演者に激辛を食べさせて競わせる番組があるが、私はあまり見ないようにしている。暑くも無いのに、こちらまで汗をかいてしまうからだ。条件反射とは恐ろしいものである。
「辛い」と言えば、最近AIを活用したのか以下のような動画をよく見かけるようになったが、くれぐれも動物虐待でなければ、と願うばかりである。
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