天候が大きく崩れることなく今年のGWが過ぎていった。青嵐が吹き燕が飛ぶ爽やかな季節である。もし普通のサラリーマンをやっていたら、今頃は社会復帰に齷齪(あくせく)していることだろう。そんな生活も今は昔となった。
草花の栽培は妻の趣味の一つだ。今日は朝から駐車場のわきの沈丁花の植え替えに付き合わせられた。昨夜、小雨が降ったので土が柔らかくなっており、今日は植え替えに絶好のタイミングだという。
元来非力だが、成り行きで手伝うことになった。でも、たまに土に触れるのは大切かも知れない。まあ、いずれは土に帰る身でもあることだし。
妻はまずツバキの剪定をして沈丁花の植え替えスペースを確保した。沈丁花を引き抜く段になって私に「ちょっと来て!」と助けを求めてきた。この「ちょっと来て!」に大抵ろくなことは無い。大きなスコップを持たされ沈丁花の周りを掘って根を切り何とか移植することができた。結構腰に来た。
Green thumbは「緑の親指」だが、have a green thumbで「園芸の才がある」の意味になる。
My wife has a green thumb.(米)
= My wife has green fingers.(英)
= My wife is good at gardening.
「私の妻は園芸の才がある」
朝から力を使ったら腹が減った。最近、よく行くのがお隣りの京都郡苅田町のうどん店「喜(のぶ)」である。ここのうどん、讃岐系の手打ちでもちもちとして実に美味い。出汁も塩辛くなくて絶品である。
セルフ形式だが昼時は店の外まで行列ができている。工場勤務なのか制服を着て食べに来てる人が多い。最近は時節柄「冷やしぶっかけ」にハマっている。天ぷらもとても美味しくていつもかき揚げと半熟卵の天ぷらをトッピングしている。おにぎりも美味しい。家族経営の店で開店して4年くらいだそうだが、常連客はかなり多いようだ。
妻はこの店の若い店主によく声を掛けていて顔見知りになったようだ。私も帰りがけに「ごちそうさまでした!」と店員に声を掛けるようになった。
土に触れて汗をかき、腹が減ってうどんをすする、そんな一日も悪くない。