英語の迷い道(その118)-「東大英作の徹底研究」から-頭を使う問題 | 流離の翻訳者 果てしなき旅路

流離の翻訳者 果てしなき旅路

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴16年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

家内が長期間里帰りしている。最初は「これでのんびりできる!」と思ったがなかなかそうならない。結局時間を持て余してしまうのだ。酒量ばかりが増えている。困ったものだ。

 

松任谷由実の「きみなき世界」のような感じとまで言うと大袈裟になるが。

 

 

そんな暇な時間を埋めるために、またブログのネタ本として「東大英作の徹底研究」(山口紹著・駿台文庫)を購入した。まだパラパラめくっただけだがなかなか濃い内容のようである。それにしても東大の問題は頭を使うものが多い。

 

 

(問題)

現在、全世界で約3000から8000の言語が話されている。もしそうではなく、全世界の人々がみな同じ一つの言語を使用しているとしたら、我々の社会や生活はどのようになっていたと思うか。空所を50~60語の英語で埋める形で答えよ。答えが複数の文になってもかまわない。

 

If there were only one language in the world, …………………………………

(東京大学・2010年)

 

(拙・解答例)

If there were only one language in the world, communication between the people in the world would have been much better. This is because there would have been no misunderstandings or discrepancies due to difference in languages, and there may not have been any conflicts. On the other hand, our way of life, including in terms of art and culture, might have become more monotonous in a sense.

(59 words)