先日、大学の教官をしている学生時代の友人から久しぶりにメールが来た。彼は私に二冊の書籍を紹介してきた。いずれも「聖徳太子」に関するものである。
なお、「聖徳太子」の現在の教科書表記は教科書では「厩戸皇子(聖徳太子)」となっているらしい。
彼とは予備校で同じクラスだったが当時は付き合いは無かった。彼は文学部に進んだが、入学当初から互いに下宿を行き来するようになった。以来付き合いもはや45年になる。
哲学者、梅原猛の「隠された十字架」(1972年)を、彼から紹介されて読んだのが学生時代だったか、卒業してからだったか?
今回紹介されたのは以下の二冊である。
①「聖徳太子はいなかった」(2004年 谷沢 永一著・新潮新書)
②「聖徳太子は蘇我入鹿である」(1991年 関 裕二著・ワニ文庫)
どちらもかなり奇想天外なタイトルだが、積ん読にならないよう秋口には読み終えたい。読後感を肴に秋には一献傾けることになるだろう。