昨日の日経新聞の【春秋】欄に「鬼の霍乱(かくらん)」という言葉が出ていた。いつも元気な人がにわかに体調を崩すことを言うらしい。
「霍乱(かくらん)」を広辞苑で引くと、「暑気あたりの病。普通、日射病を指すが、古くは吐瀉病も含めて用いた。」とあり、まさに現代の熱中症のことを指しているようである。
「霍」という漢字に何かしら懐かしさを感じる。受験生時代、世界史に「霍去病(かくきょへい)」(B.C.140-B.C.117)という中国の武将がでてきた。
前漢・武帝の寵愛を受けて何度も匈奴征伐に赴いて功績を挙げた。史上初の驃騎将軍に任じられ衛青とともに大司馬となったが、24歳の若さで病死したという。
「霍」は、漢和辞典によると「①はやいさま、ぱっと散るさま、ぱっと広がるさま、ぱっと消えるさまなど。」を表すらしい。
熱中症は、英語で普通 heatstroke, heat attack, heat exhaustion などと表すが、医学用語では hyperthermia と言うようである。
The heatstroke can be caused not only in the outdoors but also in the indoors with high humidity.
熱中症は野外だけでなく、湿度が高い室内でも起こり得る。
This device vaporizes into a sprayed mist to reduce the ambient temperature by up to 2 to 3 degrees, which helps cool down the playground area and reduce any heat stroke.
この装置は噴霧したミストを気化させて周辺温度を2~3度下げる。それによって遊具エリアの冷却や熱中症の予防を手助けする。