ここ3週間ほど株式相場の動きを見てきたが簡単に動きは読めないものだ。友人が言うように「神のみぞ知る」ものと思われる。
当該企業の経営状況に加えて、国内外(主に日米)の景気指数の発表、金利の動き、為替相場の動き、政策当局者の発言、機関投資家・海外投資家の動きなど様々な要素が複雑に絡んでおり、それらを予想して利益を得ることは至難の業である。
ただ、日経新聞などが少しは深く読めるようになったことがメリットだったように思える。
先日の日経に「フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary Duty)」という語が出てきた。
Fiduciary と言う単語は、以前あるトライアルを受験したとき「(製造)委託」の訳語の候補として調査したが結局 Consignment を採用したという記憶が残っていた。
「フィデューシャリー・デューティー(受託者責任)」の意味は以下の通り。
「フィデューシャリー・デューティー」とは、信認を受けた者が履行すべき義務のことをいう。これは顧客本位の業務運営を指し、金融機関は資産を預けている顧客に対し、利益を最大限にすることを目標に利益に反する行為を行なってはならないとするものである。フィデューシャリー・デューティーという言葉は、2014年に金融庁が「金融モニタリング基本方針」の中で初めて扱ったことで話題となった。
(SMBC日興証券「初めてでもわかりやすい用語集」から引用)
(拙・和文英訳)
“Fiduciary Duty” means an obligation to be performed by a person who has received confidence. This refers to customer-oriented business operations, and states that financial institutions must not engage in actions contrary to customers’ interests with the aim of maximizing profits to the customers who have deposited their assets. The term fiduciary duty became a hot topic in 2014 when the Financial Services Agency first dealt with it in the “Basic Principles on Financial Monitoring.”