「擬態語」とは「視覚・触覚以外の感覚印象を言葉で表現した語」をいい、「にやにや」「ふらふら」「ゆったり」などを言う。
また「擬声語」とは「実際の音をまねて言葉とした語(=擬音語)」で「さらさら」「ざあざあ」「わんわん」、とか「人・動物の声をまねた語(=写声語)」で「きゃあきゃあ」「にゃあにゃあ」などを言う。
定義を見れば「擬声語」には実際の音(声)があり、「擬態語」は実際の音(声)が無い。英語では「擬態語」をmimetic word、「擬声語(擬音語・写声語)」をonomatopoeia(発音は[ɑ`nəmæ`təpíːə])と言う。
学生時代、私の仲間内で流行った、「(麻雀などで)バリバリ勝負する」とか「(酒を)プリプリ飲む」、また「(今日は)キュリキュリ寒い」などの表現はいずれも「擬態語」に属することになるが、決して「視覚・触覚以外の感覚印象を言葉で表現した」とは言えない。
やはり無意味な言葉遊び(ギャグ)に過ぎなかったようである。
以下、単語onomatopoeiaの定義を確認しておく。
Onomatopoeia:
Onomatopoeia refers to the use of words which sound like the noise they refer to. “Hiss”, “buzz”, and “rat-a-tat-tat” are examples of onomatopoeia.
「擬声語とは、発されている音・声と同様に聞こえるように言葉使って表現することをいう。例えば「シュー・シュッ」、「ブンブン」、「ドンドン・トントン・ダダダダ」は擬声語の例である。」