連休を過ぎて朝晩冷え込むようになった。そろそろ衣替えか?今のような暮らしを始めて早7回目の秋である。
以前この詩をブログに載せた頃の心境を思い出すことはできない。あれから5年近くになるが果たしてどれほど変わったのか?
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「楽遊原」 李商隠
向晩意不適 晩(くれ)に向(なんな)んとして 意(こころ)適(かな)はず
駆車登古原 車を駆(か)りて 古原(こげん)に登る
夕陽無限好 夕陽(せきよう) 無限(むげん)に好し
只是近黄昏 只だ是れ 黄昏(こうこん)に近し
(現代語訳)
夕暮れが迫ってくるにつれて、私の心は充たされない気持ちで一杯になり、馬車を駆けて楽遊原に登った。そこから見える夕陽は限りなく素晴らしい。もうそこまで黄昏の闇が近づいているというのに。
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(自作英訳初版)
“On the Leyou Plateau” by Li Shangyin
Filled with a sense of emptiness toward the close of day, I drove a cart up to the Plateau.
Declining sun is everlastingly splendid despite the looming twilight.