昨日から急に暑くなった。元々の「暑」は無かったが、これも「残暑」と呼ぶのだろう。だが既に日は短く盛夏の暑さは無い。空は澄んでおり今夜は中秋の名月が見れそうである。
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以下は、万葉集に収録されている「天の海(あめのみ)に」と題する柿本人麻呂の歌である。壮大な光景が目に浮かぶ洒落た一首である。
「天の海(あめのみ)に 雲の波立ち 月の舟 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」
(現代語訳)
天上の海には雲の波が立っていて、月の舟が星の林に漕ぎ入って隠れてゆくのが見える。