先日既に九州南部が入梅したようである。たぶん昨年より相当早い。でもここでは昨日、今日と爽やかな天気が続いている。でもそれもたぶん今日までだろう。最後の五月晴れである。
今週一杯は忙しい。週末も休めないが仕方が無い。来週には気持ちも楽になる。でもその頃には入梅か・・・?でも来週末は車でどこかに出かけよう。
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以前から「乗り物」を表わす単語で気になっていたものがある。それは”vehicle”と”vessel”である。さらに妙な単語”aircraft”を含めて今回調べてみる。
“Vehicle”
1) Vehicle is a machine with an engine, for example a bus, car, or truck, that carries people or things from place to place.
「例えばバス、自動車、トラックなどで、人または物をある場所からある場所に運ぶ発動機(エンジン)を持つ機械」
2) You can use vehicle to refer to something that you use in order to achieve a particular purpose.
「特定の目的を達成するために使用する物」
“Vehicle”の例として「バス、自動車、トラック」が挙げられてはいるが、エンジンがあるだけで、「車輪がある」とも「地上を走る」とも書かれてはいない。英和辞典には「乗物・輸送機関」という訳語が記載されていた。
また2)は非常に抽象的な定義であるが、こちらは英和辞典に「手段・媒体」という訳語が記載されていた。
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“Vessel”
1) A vessel is a ship or large boat.
「船、または大きなボート」
2) A vessel is a bowl or other container in which liquid is kept.
「液体を保存するボウル(半球状の器)、またはその他の容器」
工業の世界では”vessel”は「容器」の意味で使うのが一般的である。例えば”pressure vessel”で「圧力容器」など。
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“Aircraft”
An aircraft is a vehicle which can fly, for example an airplane or helicopter.
「例えば飛行機やへリコプターなどのような空を飛ぶことができる乗物(輸送機関)」
上述のとおり”vehicle”の範囲は私が考えていたより少し広いようである。
また”aircraft”は妙な単語で「可算名詞でありながら単複同形」であり、英英辞典の定義のように不定冠詞を付けることもできるが”aircrafts”という単語は基本的には無い。(ただネット上では相当数誤用されている。)