大体、漢字がパッと書けないような日本語、例えば「斡旋(あっせん)」とか「僭越(せんえつ)」などは、一般的に英訳するのも難しいように感じる。
漢字が直ぐに出ないため、その日本語の意味も曖昧になり、ましてやそれを英訳するのだから難しいのは当然かも知れない。
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今回はそんな日本語のうち「贔屓(ひいき)」に関する単語を紹介する。なお日本語「贔屓」の意味は以下のとおりである。
「贔屓」
①気に入った者に特別に目をかけ、力を添えて助けること。後援すること。
②後援者。パトロン。
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“Favoritism (or favouritism)”
If you accuse someone of favoritism, you disapprove of them because they unfairly help or favor one person or group much more than another.
「ある人またはグループに対して他の人またはグループよりも不正に好意を示す、または援助する人を認めず、また非難していう言葉」
“Nepotism”
Nepotism is the unfair use of power in order to get jobs or other benefits for your family or friends.
「自分の家族や友人に、仕事やその他の利益を得させるように不正に権限を使用すること」
平たく言えば”favoritism”が「依怙贔屓(えこひいき)」で、”nepotism”が「縁者贔屓」のことである。