そんな人ばかりではないだろうが、TVなどで政治家や官僚の話を聞いていると、わざと意味がよく見えないような表現を使っている人がいる。
例えば「~することに吝か(やぶさか)ではありません」とか「~については善処いたします」とかである。せめて中学生くらいでもわかるような表現が使えないものだろうか、といつも感じる。
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今回はそんな政治家や官僚の世界からの単語を2つ紹介する。
それは”gobbledygook”と”red tape”である。定義は以下の通り。
“Gobbledygook” or “gobbledegook”
If you describes a speech or piece of writing as gobbledygook, you are criticizing it for seeming like nonsense and being very technical or complicated.
「話や文書などが無意味で、かつ非常に専門的または複雑に思われることを批判していう言葉」
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“Red tape”
You refer to official rules and procedures as red tape when they seem unnecessary and cause delay.
「役所の規則や手続が不必要であり、それによって遅れが生じているように思われること」
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参考までに英和辞典の訳語を以下に記載しておく。
“Gobbledygook” or “gobbledegook” 「難解な役所言葉、もったいぶった言葉遣い」
“Red tape” 「お役所風、繁文縟礼、官僚的形式主義」
なお上記「繁文縟礼」(はんぶんじょくれい)とは「規則・礼法などが、こまごまとしていて煩わしいこと。形式を重んじて、手続などが面倒なこと」の意味である。