9月27日、管理人はあの「高輪架道橋」より低いアンダーパスを見に行きました。

場所は、東急池上線洗足池駅近く。同駅から中原街道を長原寄りに少し歩き、ハンバーガーショップの横を入ります。隣がコインパーキングになっていて、ぱっと見では分かりにくくなっています。

 

ここがそれ

 

ここも高輪同様「高さが低い架道橋」として知られているガード。東急電鉄は公式には高さ1.3mとしていますが、それならあの高輪架道橋よりもはるかに低いことになります。

 

高輪のときと同じように、ガードの目前に直立してみます。

 

これが管理人の目線

 

管理人の身長は171cmで、日本人男性の平均身長と同じですが、その171cmの人物が直立したときの視線がこれです。これでは、高輪のように「頭だけ少し傾げて通る」という芸当はできません。頭だけではなく腰まで屈めなければ通れません。

 

腰を屈めて通ってみます。

すると、頭上には側溝の蓋などによく使われている金網が。

 

枕木が丸見え

 

枕木が丸見えなのお分かりいただけるでしょうか? このときは列車は通りませんでしたが、列車が通っていたらかなり怖いことになりそうです。もっとも、間近に洗足池駅があり、しかも池上線は全列車が各駅停車なので、上下ともそれほどスピードを出してはいませんが。

 

抜けます。

抜けた先は住宅街になっておりました。

 

古びた石段

 

階段の上からガードを望みます。

 

奥に洗足池が見える

 

ガードにはこんな注意書きが。

 

そりゃ危険ですから

 

このキャラクター、どことなく名鉄臭がしますが、気のせいでしょうか。

 

最後は、この場所から電車を撮影した写真で締めます。

 

かなりのローアングル

 

ガードの低さが強調された写真となりました。

 

このガード、昭和2(1927)年の開業当時からあったそうですが、なぜこんな形態にしたのでしょう? 当時は日本人の平均身長は男女ともずっと低かったので、あまり問題にはならなかったのかもしれません。あるいは中途半端な高さだったので、踏切を作るのを止めたのかもしれません。

しかし、令和の御世に至るまで、このようなガードが残っていたことには、驚かざるを得ません。

高輪架道橋とは違い、東急電鉄は、このガードに手を入れるとか、この通路を廃止するとか、そういうことは今のところ言っていませんので、しばらくは現状維持が続くのでしょう。

 

ちなみに、このガードが「東京一低い」ことは確かなようですが、それなら日本一低いのかというと、そうではないようです。何事も「上には上がある」ものですが、低いガードの世界も然り。上には上ならぬ「下には下」があるもので、大阪市淀川区田川北、北方貨物線の田方踏切付近にある「桁下制限高1.2メートル」のガードが、恐らく日本一低いのではないかということです。そういえば「おおさか東線」の北側が開業したことでもあり、乗っておかなければなりませんので、それと合わせて近々視察してこようかと思います。もっとも、昨今の情勢もありいつ行けるかは分かりませんので、どうぞ気長にお待ちください(^_^;)

 

この記事をもって、9月の4連休と09/27のネタは全て放出しました。