詐欺っているIT業界 | さすらいびとの徒然漂流記

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新3K(きつい、帰れない、給料が安い)とか,ブラックだらけだとか,言われるようになって久しいIT業界。このどうしようもない業界で長年働いていますが,個人的にも関係があるネタを。

 

良く転職サイトなどの紹介記事の就業条件に,以下のようなものを見かけることがあります。

フレックスタイム制(コアタイム11:00~14:00/標準労働時間1日8時間)
※プロジェクト先により、異なる場合があります。

まあ,正直なところ,この手の場合は客先常駐でまったく「フレキシブル」ではないのが普通です。「プロジェクト先により」とあっても,ほぼ条件は同じことが多いので,期待をしない方が良いだろうね。

 

最近は以下のようなものも見かけるようになった。

※自社内のWebサービス開発では、在宅勤務も可能!
(在宅勤務は、自宅から各拠点に通勤できる距離であることが必須です)

在宅勤務なのに通勤可能圏内って怪しさ満点。まあ,「在宅勤務も可能」であって,出来るとは限らないってことだろうね。

 

こんな詐欺まがいの募集をしているからIT業界はいつまでたっても悪いイメージが付きまとうんだろうなぁ。

 

一方で,米国などでは高給取りでエリート扱いだったりするのもこの業界。

まあ,ITシステムは論理的でまさに数学の領域なのだから,本来はそれなりの有識者がかかわるべきもの。

 

日本がIT後進国なのもなるべくしてなったし,その元凶はIT土方をIT業界に導入した某大手にあるし,その後も一向に改善しないのは今の業界全体(特に一次受け企業)の性でもある。

 

IT要員が足らないというけど,IT音痴を大量投入して,くそシステム作って,そのメンテナンスに時間がかかり,さらに人が必要になる。

多くのIT土方屋はそれで人を投入することで儲かるが,顧客はいいようにカモられているってのが現状。

今の単価の倍とは言わないまでも1.5倍にして,無能を切り捨てて有能な技術者だけでチームを作り,良いシステムを作れば,今言われているような不足数にはならないんじゃないかと思う。

でも,その場合,多くのIT屋がつぶれるか縮小することになって,むしろ無職になる人が大量に発生することにもなるけどね。