今週は二本立ての"THE TOWN"と
"WALL STREET: MONEY NEVER SLEEPS"．
"RED"は今回も予約が多くて先送り．
劇場はどっちもかなり空いていた．
大体，2割ぐらいだったかな．
・WALL STREET: MONEY NEVER SLEEPS
Tronみたいに昔の映画の続編．
前作同様Gordon GekkoがMichael Douglasでのキャスティング．
ちょっとだけだけどカメオでCharlie SheenもBud Foxで出ていたね．
予告で流れていたGekkoが出所するシーンが冒頭だったのは驚き．
Gekko出所から7年後の2008年がこの映画のメインの舞台．
Jacob(Shia LaBeouf)の勤めるゼイベル社が投資に失敗して破綻．
更に社長で父のように慕っていたLouis(Frank Langella)が自殺．
Louisの生前のアドバイスに従い，Gekkoの娘Winnie(Carey Mulligan)に
プロポーズし，OKをもらい結婚する．
また，友達に誘われたGekkoの講演会で知り合になる．
Jacobはゼイベル社の悪い風評を流したのが投資会社経営者の
Bretton(Josh Brolin)だと知る．
それから，Brettonに復讐をしようと近づくことに成功するが失敗．
Brettonによって投資を切られた新エネルギーの会社のために
Gekkoが用意したWinnieの資産の1億ドルを用意してもらうが，
Gekkoに持ち逃げされ，そのことが原因でWinnieと離婚することに．
Jacobはロンドンで投資会社を始めたGekkoに取引を持ちかけるが失敗．
するとWinnieに今までの暴露記事を渡し，Brettonに復讐を果たす．
前作と違ってハッピーエンド的で微妙な感じだったかな．
Gekkoも今回は最後で良い人って感じになっちゃったし．
何気にウォール街の人って感じでのらりくらりと渡り歩いていたのは
Julie(Eli Wallach)だったね．
ゼイベル社破綻の時にはBrettonに付いて，Brettonが暴露記事で
破滅されそうになると切り捨て，その後はGekkoと手を組むって，
まさにウォール街の機関投資家って感じだったよね．
今回は株取引よりも政治的な面が強く感じたかな．
サブプライム問題がベースになっていたんだけど，
経営者と政府のやり取りとか，投資会社が前面に
出ていて，その点がイマイチだったかな．
もっと，機関投資家同士の戦いに焦点が当たった話が
良かったんだけどね．
まあ，現実のウォール街が個人同士よりも会社や政府との
かかわりで動いているって事なのかも知れなけど．
・THE TOWN
Ben Affleckが主演と監督で，現実ベースのドラマ．
現実って言うのは舞台となっているCharlestownが
犯罪多発地帯だということ．
もっとも，今は再開発されているらしいけど．
いきなりの銀行強盗シーンから．
そして，逃走のための人質となる支店長のClaire(Rebecca Hall)．
Claireは解放されるが，顔を見られたかもしれないから殺すと
仲間のJemが言うが，殺しを嫌うDoug(Ben Affleck)がClaireの
監視をすることに．
しかし，お互いに惹かれていくClaireとDoug．
強盗を止めて街を出ようとするDougだが，Claireのことを
持ち出されて，どちらも出来ずに強盗を続けることに．
一方でFBIは容疑者を絞り，Dougたちに目を付ける．
そして，野球場の売上金を狙った仕事で失敗してしまう．
まあ，何とも微妙な感じだったかな．
特にClaireがDougを信頼しすぎなのも何だかね．
FBIに話さなかった刺青のことを話したり，その後も色々と
べらべら話したのは違和感がかなりあったね．
FBIを信じないエピソードでもあれば別だったんだけど．
犯人の一人がDougだと知ったときも最初だけ荒れたけど，
結局は逃げるのを助けたし．
ばれてからほとんど話していなかったし，なぜ気持ちが
戻ったのかがちゃんと描かれずになぜって感じ．
最後も何だかどうよって感じだった．
Dougは逃げた後に盗んだ金をClaireに残していくんだけど，
その金をスケート場に寄付しちゃうんだよね．
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