American Gangster & Day Watch | さすらいびとの徒然漂流記

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今日は延び延びになっていたAmerican GangsterとDay Watchの2本立て.
本当はJumperの先行を見ようと思ったんだけど,Day Watchを思い出したのと,今日は「映画の日」ということで1000円で見れるということでDay Watchに変更.

・American Gangster
Denzel WashingonとRussell Crowe主演でかなり渋め
実話に基づいた話と言うことで,あんまり派手さはなく,いわゆるGangもの的なドンパチは少な目.
時代的にはベトナム戦争時で,Denzel扮するFrankが市民から親しまれていたGangのBossの後を継ぐかのようにのし上がり,つかまるまでの話.

Denzelの演じたGangはどちらかと言うと日本の任侠親分って感じで,麻薬を売りさばくけど,基本的には街を仕切って,表面的には問題を起こさないようにするというもの.
直接組織を継いだと言うものではなく,どちらかと言うと暗黒街のAmerican Dreamって感じ.
黒人が組織のトップになれない時代にトップとしてのし上がったという話.

少なくとも映画では不正に憤りを感じるGangという感じに描かれていて,一応,逮捕されるんだけど,捜査に協力しまくっていた.
麻薬を売っているけど,ブランド化することで品質の保証をしたりとかどちらかと言うと「商売しているんだ」という考え.
それにたかろうとする汚職警官とか古い体質で黒人を見下すイタリア系などの他のMafiaとかを嫌っているようなので,きちんとしていれば警官とかになったかもしれないと思える人物.

epilogueでNY警察の3/4が逮捕されたとか,確かに事実なら本当に協力的だったんだろうね.
更に70年の禁固刑が15年で釈放されたってなっていたからね.

こういった感じだから,悪人側から描かれたのかな?
Russell演じる警官も汚職まみれの中,融通が効かない生真面目な人物だから,Untouchableみたいにもっとこっちの視点でもありだと思えるからね.

・Day Watch
前作Night Watchを見ていないのでかなり分かり辛い.
おそらく,事件そのものはいいんだろうけど,人物の関係が前作を前提としていて,かなり厳しい.

で,内容もなんというか,トンデモ系
書いた願いをかなえる「チョーク」,そう,黒板に使うあのチョーク.
それが鍵となる話で,闇の親玉が千年続いた平和を終わらせ,戦争を起こしたがっていろいろ仕組むんだけど,最終的には光の側を切り崩すためのターゲットとなっていたNight WatchのAntonがチョークですべての始まりを取り消すべく,願いを書くというもの.
それで,1992年まで一気に巻き戻しで終わり

なんだかなぁ~ってところですね.


次回はHis Dark MaterialsとJumper.