Apocalypto & Zodiac | さすらいびとの徒然漂流記

さすらいびとの徒然漂流記

ふらふら漂流するさすらいびとのように,色々な話題についてお気楽極楽,徒然なるままに…

今日は結局見ることにした2本立て.
Apocalyptoは初回だった所為かそれほど混んでいなかったけど,Zodiacは劇場の所為もあるけどそこそこ混んでいたね.


・Apocalypto
マヤ文明の話といえばそうだけど,基本的にはsurvival系の内容.
マヤ文明の中心となる王国の話というよりは,その王国に奴隷や生贄として捕らえられた人々が中心の話
主人公となるのは小さな村の長の息子で,その村に王国からの侵略があり,村人が奴隷として捕らえられてしまうというもの.
男たちの一部は生贄として処刑されるが,日蝕がその村長の息子のときに起こり,かろうじて儀式は逃れたが,その後,処分されそうになるところを何とか脱出し,後はsurvivalって感じ.


基本的にはマヤ王国の生贄の儀式や奴隷への扱いの残虐さを強調した作品.
この後,スペインが全殺しすることからすると本当はそちらの方がもっとひどいことになるんだけどね.
Passionを描いたMel Gibsonとしてはキリスト教徒の残虐さは描けなかったのかと邪推も.


例によってMel Gibsonのこだわりとして出演者は皆マヤ語を話していた.
観ているときは何語か分からなかったんだけど,Programにはユカタン・マヤ語とのこと.
そもそも各国の素人を集めたためマヤ語を共通語にして撮影したんだとか.


どうせだったら続編としてスペインの大虐殺もやればいいのに.


個人的には,まあ,そこそこ面白かったかな.


・Zodiac
さすらいびとが生まれる前の1970年頃に起きた未解決のZodiac事件を元に作られた作品らしい.
連続殺人の犯人を新聞社のillustratorがなぜか興味を持って,謎解きをしていくというもの.
実際にそのillustratorがZodiacを題材に本 を出版しているが,そのときの取材記録のような映画.


未解決事件ということもあってなんだかもやもや状態のまま終わった感じ.
最後に実在の出演者の近況が出たりと,まあ,現実感はたっぷりだけど.
暗号云々は実在の事件としてはまあ珍しいんだろうけど,映画としてはちょっとした小道具っていう感じのもの.


なんとなく微妙って言うのが全体の感想.



次はDieHard4.0.
先行があるらしいけど,どうしようかな.




Robert Graysmith
Zodiac
Robert Graysmith
Zodiac Unmasked