出たー 見出し詐欺ぃ~!
でも、自分史上では間違いなく最大の難旅となるプランを、去年のGWにブチカマしてしまいました。
すっかり関西の山歩きに惹かれ、組んでしまった日程が、以下。
4/29(祝) 大阪街ブラ・金剛山山頂泊
4/30(土) ダイトレ後半(金剛山以西)
5/1(日) 熊野古道小辺路①
5/2(月) 熊野古道小辺路②
5/3(祝) 熊野古道小辺路③
5/4(祝) 熊野古道 那智神社まで
5/5(祝) 予備(調整)日
5/6(金) 京都トレイル①
5/7(土) 京都トレイル②
5/8(日) 京都トレイル③
土地勘も働かない処で、自分の歩行能力に見合ってるかも精査出来てるとは言えないのにこんな日程組んで大丈夫?
しかも前月の神戸六甲山縦走で足首を痛め、また冬場に発症する(腰ヘルニアの後遺症による)脚の痺れ、というダメージが出発直前に漸く収まった様な… という不安な状態抱えながら当日を迎えてしまった、のが正直なところでした。
さて、初日は大阪街ブラブラから始める計画で、なんばの早朝繁華街を歩きます。
7時台に開いている店舗はほぼ無かったが、立ち食い蕎麦屋・まつや で目論見通りの庶民食が味わえた。
うどん&親子丼のセットの¥460は東京ではもはや存在し得ないお値段かも。
このGW初日は天気予報が東京辺りでもダメダメで、当地での計画も前倒しした方が良いと判断。早々に河内長野駅に向かい、ダイヤモンドトレールのルートに手を(いや、脚だ)付ける事にしました。10日間相応の荷物をザックに詰めてきた訳ですが、目先二日間で不要な分は当駅のコインロッカーに預けておきます。出し入れ可能時間が6:00~22:00というのも意識しておかないと。
電車内から見た8時過ぎの金剛山の空模様。この状態で持ちこたえて…くれないものか。
駅からは路線バスで金剛山登山口方面へ。まずは、のお楽しみは近辺にある 千早川マス釣り場 のニジマス料理。すでに雨がパラパラしてました。
釣り堀が朝から営業している関係もあってか、早い時間から料理提供されていて有難い。
アライ・塩で食べる唐揚げ・塩焼きで固めたニジマスの定食。付け合わせの刺身こんにゃく(酢味噌タレ)もイカしてました。
2時間前に丼セット食べてるが、この時の我が胃袋は絶好調(笑)
退店したのは11時手前。あー、雨が強くなっちゃった。ただ初日の洗礼として受け入れるのみ。徒歩10分ほどで千早城址入口に着き、そこから登り始めです。
15分ほど登ったところに城址がありました。楠木正成公の最大の武功とも考えられる千早城の戦いの舞台ですね。斯様な由緒ある場所の神社にお参りできる機会にもなるなんて。
裏手を進んでいくとあずま屋に出くわしました。実は金剛山方面の正規のルートでなく、先を進んで辿り着けるか一抹の不安あり。
やがて、前回来た時の、何となく覚えのある丸太階段がお目見え。一段一段に水が溜まっていて新品の登山靴(既存の使い古しではこの10日間過ごすのは無理と判断し新調したもの)が早くもズブ濡れです。
とりあえず山頂に着いても当然ながら景色は望めず、雨露凌げる処で着ているものを大絞り。
神社仏閣が集中している箇所を過ぎ、山道にポツンと立っている鳥居が見えた。1年前の縦走前半で葛城山方面から登ってきた時に見た目印で、そこと繋がった。つまり、ダイトレ縦走の続き(後半)としてはここからになる訳です。
先を進むと頂上エリアの一角としてバーベキュー施設やキャンプ場がある ちはや園地 エリアとなります。晴れてたらサイコーであろう展望台に上ってもこの日は何も臨めないですね(苦笑)。
テント貼り用の立派なデッキ。本来はここで一晩明かし、翌明け方からスタートする計画でした。
しかし、この強雨の中でテント張ったり過ごしたりがとても難儀という事と、明日のタイトな行程をある程度緩やかにしておきたい考えで、少し先に進む、に変えたのです。
テント張りは事前予約しており、直接管理棟の人にキャンセルを伝えることができた(申し訳ありません)。役所の運営のためかキャンセル料も無しでした。
13時半を回ったところで改めて歩き始めるが、寝ぐらとして当たりを付けている処まで辿り着けるか…
木々に囲まれたエリアでカッパ着て歩くと、雨の強さを感じ取らずに進んで行ったりもしますが。
路面はもうグチャグチャだらけ。ああ、せっかくのおニューの靴が…
こんなコンディションで標準コースタイムレベルで歩けているのか、地図を出して現在位置確認などする気力は全く起きないが、とりあえず途中の目印スポットは見落とさずに進めている模様。
目当ての場所へ明るいうちに着けるか、を専ら気にしています。
おお、あれか。
事前調べで、寝場所は此処しかないと思っていた 行者杉 というスポットに16時前に到着です。
手前が小さな神社になっていて、その奥は屋根が付いている休憩所。内部に幅40cmほどの足場板めいた腰掛けが走らされていて、ちょっと寝返り打ったら転げ落ちてしまうシチュエーションと思うが、覚悟を決めて?寝袋一つでそこで就眠することにしました。
休憩処の地面にテント貼るだけのスペースはあったが、そこはもう水溜りが出来ていたんですね。
夕方には雨が上がる予報だったが、逆にどんどん激しさを増している。オマケに風もビュービュー吹き荒れる嵐状態にまで昇華する始末。
それでも、この休憩所のブリキ屋根および三方の壁は丈夫な造りの為か、ほぼ暴風雨から己を遮断してくれたものです。
<当日の行程>
千早城址口11:01→11:15千早城址→11:52金剛山登山道5合目→12:31金剛山山頂→12:59一の鳥居→13:16ちはや園地・キャンプ場13:31→14:02久留野峠→14:10中葛城山→14:29高谷山→15:21神福山→15:45行者杉(泊)
波乱な初日になっちゃったな…
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