「綾笠童子」銅版画 紙 2024年
こちらの綾笠はいざなぎ流の太夫さんが被る綾笠をモチーフにしています。
いざなぎ流とは、高知県香美郡物部村に伝わる神祭、病人祈祷、米占いなどの古儀を残す貴重な民間信仰です。
物部村のいざなぎ流には今なお豊富な伝承や祭文類が残っており、「土佐の神楽」のひとつとして国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
『いざなぎ流の宇宙ー神と人のものがたりー』高知県民俗資料館より抜粋
6月に横浜・人形の家で「いざなぎ流のかみ・かたちー祈りを込めたヒトガタたちー」の展示があり、関連イベントで梅野光興さんと山本ひろ子先生の講演がありました。
サプライズでいざなぎ流神楽パフォーマンスを成城寺小屋講座(企画・実演：大久保祐子さん、太鼓演奏：宮嶋隆輔さん)でやりました。
その時の綾笠を作り、山本ひろ子ゼミでいざなぎ流の勉強をしているうちにイメージした作品です。
こちらは
「宇賀神図」 紙 銅版画 2023年
宇賀神は翁頭に白蛇身体のお姿の日本独自の穀物のカミサマです。
中世になると、インドから来た川の女神・弁才天と一体化して宇賀神弁才天に姿態変換していきます。(詳しくは 山本ひろ子著『異神』Ⅱ参照！)
大好きなカミサマで今回は立体作品も制作展示しています。
「渡辺つぶら展－お好み八百万神図－」
11月8日（金）-19 日（火）
平日は11時-19時
１8日は2時には在廊予定です。
B室では、内藤瑶子さんの個展が同時開催です。
T-BOX
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JR東京駅八重洲中央口より徒歩8分
東京メトロ銀座線京橋駅より徒歩1分
私が異神に惹かれ作品を作り始めたきっかけの伝説の本、
山本ひろ子先生の「異神」が改訂新版されます。オススメの是非読んで頂きたい本です。
よろしくお願いいたします。