Courtesy of Marco Verch
主イエスと食事をする教会では、毎朝5分程度、その日の聖句を読んで、簡単に解説を加え、その上で、大祭司であられる主イエス・キリストを通じて、天の父を礼拝するという、霊とまことによる礼拝(ヨハネ4:23-24)を行なっています。
今日の聖句は
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。
御子を信じる者はさばかれない。信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、すでにさばかれている。
ヨハネ3:16-18
日本語の「イエス」。英語聖書の"Jesus"。カトリック教会の「イエズス」。
これらは全て、新約聖書のギリシャ語原典で記されている"Iésous"(アルファベット表記)から派生した音であり、大元はヘブライ語の"Yehoshua"です。
イエスという名のヘブライ語的な表現として、"Yeshua"(イエシュア)が使われますが、それは"Yehoshua"というヘブライ語のイエス様のお名前の略式表現。英語で"Thomas"を"Tom"と言うのと同じだと思えば良いでしょう。正式なイエス様のお名前は"Yehosuha"。以下で、マリアに現れたガブリエルが「イエスと名付けなさい」と言った、その「イエス」と言う名のヘブライ語の正式なお名前が"Yehoshua"。
マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。
マタイ1:21
この"Yehoshua"には、旧約聖書で太文字の「主」と訳されている、また「神である主」と言う表現もなされている「主」のヘブライ語原義"YHWH"。これがイスラエルの神の固有名詞です。しかし、モーセの十戒で神の名をみだりに口にしてはならないときつく戒められていますから、誰も発音できない文字として表記されています。母音がないので発音ができないのです。
この"YHWH"という名前が、イエス様のお名前"Yehoshua"に含まれています。ヘブライ語を解する人だと、おそらく、"Yehoshua"に"YHWH"が含まれていることがすぐわかると思います。
"Yehosha"という名前には、新約聖書で、御子イエスによって「天の父」と紹介された"YHWH"のお名前と、英語で言うと"a cry for help"という意味とが組み合わさっています。
すると、"Yehoshua"の名前で祈った時に、「天のお父さん、助けて!」という意味になるのです。
このようにして、"Yehoshua"という名を信じる。つまり、「イエス」という名に含まれている、天の父のお名前YHWH、そうして、そのYHWHの神に「助けて!」と叫ぶ意味が合わさって、「イエス」という名=ヘブライ語の"Yehosha"になる。
これがヨハネ3:18にある「御名を信じる」ということです。