Courtesy of Marco Verch
主イエスと食事をする教会では、毎朝5分程度、その日の聖句を読んで、簡単に解説を加え、その上で、大祭司であられる主イエス・キリストを通じて、天の父を礼拝するという、霊とまことによる礼拝(ヨハネ4:23-24)を行なっています。
今日の聖句は
初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
この方は、初めに神とともにおられた。
すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。
この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。
ヨハネ1:1-4
ヨハネの福音書1:1をギリシャ語で確認すると、「ことばは神であった」の部分の語順が、英訳で記せば"God was the Word"になっています。
「言葉」は、ギリシャ語では"logos"です。Logosについては、色々な解説がなされていますが、小職がいつも使っているBible Hubの中でリンクしている語釈によると、以下のように説明されています。
3056 lógos (from 3004 /légō, "speaking to a conclusion") – a word, being the expression of a thought; a saying. 3056 /lógos ("word") is preeminently used of Christ (Jn 1:1), expressing the thoughts of the Father through the Spirit.
Logosは、ある考えの表現であり、聖書の中ではとりわけキリストについて用いられる言葉であり、御霊を通じて表された御父の考え/御心(がキリストである)、であると解説されています。
「言葉は神であった」と言うより、神はlogos/言葉であった、ということを、ギリシャ語聖書のヨハネ1:1は述べているようです。
これはヨハネ14-17章で繰り返し説明される、御父において御子がある、御子において御父がある、と言う関係を示していると思われます。