デリック・プリンスによる「強い人」の解説 | イェホシュアのイスラエルの信仰と証し

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1世紀のイエスの弟子たちの初代教会が回復したイスラエル教の教会(エクレシア)であるイェホシュアのイスラエル

2018年3月カリフォルニア州サンノゼ滞在時に撮影

 

 

 

デリック・プリンス先生(以下敬称略)は生前、聖書に関する博学を下敷きとして、霊的な戦いの一から十までをわかりやすく教え、各国を講演して歩いておられました。話の中で、ご自身が、孤児を養子として引き受けていたと告白されています。その数がなんと100人以上です。

 

彼が以下の動画の後半で説明している「強い人」に関する解説は、大変にわかりやすいです。

 

強い人とは、何度か書いていますが、福音書の中でイエス様が言及している(マタイ12:29, マルコ3:27)、「その家で一番大きな力を振るっている人」のこと。霊的な戦いの文脈では、その領域で一番大きな影響力を振るっている悪霊のことだと解釈されています。

 

「悪魔の要塞を打ち破る」デリック・プリンス

 

マタイ12:29の一節前では、イエス様は、悪霊の追い出しのことをおっしゃっています。マルコ3:27の一節前では、イエス様は、サタンの内輪もめに言及なさっています。これらのことから、強い人とは、強い力を振るう悪霊ないしサタンのことだと理解できます。そういうものを、まず縛りなさいと、イエス様はおっしゃっているわけです。

 

ここのイエス様の教えの眼目は、以下のようになると思います。

 

・この地の上は、まだ、多くの領域においてサタン・悪霊が支配している。

・イエス様は、神の国をこの地の上に来たらせるために、悪霊を追い出して歩かれた。

・イエス様が昇天して後、この地の上に残されたクリスチャンは、イエス様の代わりに、悪霊の影響をこの地の上から排除していかなければならない。(イエス様を信じる者は、イエス様と同じわざを行う。ヨハネ14:12)

・悪霊の影響を排除するには「強い人」をまず縛り上げると良い。

 

 

これを踏まえて、デリック・プリンスは、次のような説明をしています。

 

・彼が色々な都市に行ってミニストリー(悪霊の追い出しがメイン)を行う際には、その都市における「強い人」がどんな悪霊かを見分け、適切に対処することが大事だと、経験的に理解している。

・強い人は都市によって違う(歴史、文化、人種を反映する)。国によっても違う。

・ニュージーランドの場合は「無関心」。オーストラリアの場合は「拒絶」。イギリスの場合は「プライド」。アメリカの場合は「反抗」。

・人の集まりでも強い人が影響する場合がある。彼の120人の養子たちが集まるクリスマスイブの時に、重苦しい雰囲気があるので、デリック・プリンスが神に聞いたところ、親である自分たちが原因となって「自己義」が悪霊として振舞っていることがわかった。悔い改めをしたところ、それが嘘のように晴れた。

・そのように、聖書的に対処することで(悔い改める、追い出す、縛り上げる、など。すべてに聖句の根拠がある)、そこに働いていた強い人を無効化することができる。

 

詳しくはこの動画をご覧になってください。霊的な戦いの様々な知恵に満ちています。

 

 

彼は、自分たちの国で何が強い人かを明らかにするのは、その国の人たちの責任だと述べています。同じように、ある集団で、何が強い人として振舞っているかを見極めるのは、その集団に関わるクリスチャンの責任であるようです。

 

なぜ、日本の強い人が「集団支配を行い、それに従わない人を村八分にする霊」だと判断するに至ったのか、詳しい経緯は別な機会に書きます。

 

この強い人に対処するために、聖霊にも聞きながら、祈りを行い始めたところです。

 

この悪霊は、キリシタンをあぶり出すために社会にビルトインされた五人組の制度(相互に隣近所を監視しあい、何かがあれば密告する。落ち度があれば連帯責任を取らされる)が長年日本の社会で働き続ける中で、人々の中に住み着くようになったと考えられます。そうして現代では普通にいます。

 

第二次世界大戦中の国家総動員体制の中では猛威を振るっていたことでしょう。当時のキリスト教会は、天皇崇拝の要素である宮城遥拝を日曜礼拝の中で行うことを強いられました。集団支配的な圧力のゆえです。そうしてそれは悪霊の圧迫です。

 

 

長い間にわたって、五人組の制度が続いていく中で、人々のメンタリティがこの悪霊をこの迎え入れやすくなり、多くの人たちにこの悪霊が入って行った…というところだと思います。

 

悪霊は、それに対して心を開くと入ります。悪しきものを読むとその関連の悪霊が入ることがあります。非聖書的な行いを続けると、その関連の悪霊が入ることがあります。また、親に悪霊がいると子にも移るという傾向があるとされています。五人組が200年以上運用され、第二次世界大戦の時には隣組として復活して、ほとんどの日本人にいるという状態になったのでしょう。私の中にもいたと、先日わかりました。

 

結果として、日本人が集団を組んでいるところでは、ほぼすべてにおいて、この悪霊が動いていると思います。

 

キリスト教会も例外ではないです。明示的に聖書のやり方に従って、縛るなり、追い出すなり、悔い改めるなりしない限りは、だいたいいると思って良いでしょう。もちろん教会ごとに程度の差はあります。教会に行けない課題も、その人が、この悪霊が働いている中に入れない、という図式がありそうです。すなわち強い人による集団支配のメカニズムが働いている中には、入っていけない、ということかも知れません。

 

イジメも、この悪霊のなせるわざです。

 

イエス・キリストの福音のまったく逆の動きをするのが、この悪霊の特徴です(すべての悪霊は、何らかの形で、福音の反対の動きをします)。

 

しかし、この悪霊がそこにいるとわかれば、対処のしようはあるのです。心から悔い改める、とりなして祈る、心から相手を赦す、イエス様の血で洗ってもらう、イエス様の名によって縛り上げる、イエス様の名によって追い出す…。

 

対処方法は、聖書から学びましょう。イエス様のお言葉をそのまま受ければ、誰もがこうした悪霊に対処できます。

ハレルヤ!