475回目路上ライブ3/1イザコザ | オサムサバトの作詞ノート

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路上ライブのレポート、詩や歌詞を載せてます。
2015年5月16日から、柏で路上ライブ始めました!
若い頃に出来なかった、やり残した事をやり始めました。
このブログでは、主に
路上ライブで知り合った人の話しなどや、詩作に関する事などを載せてます。

475回目路上ライブ3/1(土)


【イザコザ】


路上ライブを2週ほど休んだ。

2/15(土)は、
会社のミーティングだった。
社員旅行っぽい感じだが、そう呼べるほどおおげさではなく、現地集合現地解散、ミーティング後に飲み会&宿泊付きの集まりだ。
場所は房総のとあるホテルで、夏場なら海水浴が出来る、そんな場所だった。
今回で2回目だ。飲み会での余興などの特に決めてない中、出しゃばって3曲ほどギター弾き語りをした。
路上ライブが出来ない欲求不満を、少しは晴らした感じだ。


2/22(土)は、
友達のお誘いで一泊旅行だった。
プライベートな事なので詳しい事情は省くが、偶然にも先週と同じ房総方面だった。
こっちも、路上ライブが出来ない不満はあるが、会社の同僚よりも友達と飲み食いする方が楽しい。





2週も休んでしまうと、実に21日ぶり。気分はすっかりアウェイで、道行く人が止まってくれるか心配になる。


22時23分

柏駅西口通過




そのまま駅構内を通って、柏Wデッキ(東口)に向かう。

いつもの場所では、誰かが演っていた。
2週も休むと、お気に入りの場所も取れないのか・・


と一瞬思ったが、よく見ると相沢咲太君だった。
ボクがココで演るのを知ってるので、場所を確保してくれていたようだ。
いつもの曲をコラボしたら、場所を空けてくれるという。
実に有り難い。
その行為に甘えて、ついでに他の様子も見てこよう。


1階ウッドデッキでは、初めて見かける人が演っていた。
ちょうど休憩中のようで、観客の1人と話し込んでいた。
彼の歌声は、聴けそうもない。





ビックカメラ正面辺りでは、3DARS君が演っていた。
観客に2人組の女の子がいたので、こういう時はジャマしない方がいいだろう。





青山前では、シンジ君が演っていた。夕方頃から演っていたらしい。
ホントは、いつものウッドデッキで演りたかったが、先客がいたのであきらめたという。
常連と言えども、場所取りは早い者勝ち。公共の場所だからやむを得ない。



シンジ君は数日前に誕生日を迎え、路上ライブ丸々20年経過したそうだ。誕生日に一念発起したそうで、数え間違えはないだろう。間に合わせの物で申し訳ないが、ささやかなプレゼントを進呈した。
ボクは5月16日で、丸10年になる。

路上ライブを演る人の顔ぶれも入れ替わり、永く演る人がほとんどいなくなってしまったなぁ

そんな話しになった。

・・

相沢君がいるいつもの場所まで戻った。
彼は、ボクがセッティングが済むまで繋いてくれるという。
助かるなぁ


**********

22時48分

さぁ、始めよう。

場所は、いつもの丸井側の駅寄りだ。
相沢君は、柱をはさんだ反対側で演っている。

セッティングしていると、近くでヒソヒソと何か話しているカップルがいた。


ねぇ、あの人じゃなかった?

あの人だよねぇ


すかさず声をかけた。


良かったら聴いてって下さ〜い


たぶん以前に立ち寄ってくれた人で、おぼろげに覚えていたのだろう。
てっきり
「終電なんか気にするな!」辺りを覚えているのだろうと思ったが、訊くと
「タクシー代を貸して下さい」を数年前に聴いたという。
この歌は、終電が過ぎた頃に歌い始める少々悪ふざけしている歌だ。
しかし、ご要望とあらば最初に歌おう。
始める前に、すでに投げ銭までしてくれているし、相沢の歌が終わったら始めよう。

「タクシー代を貸して下さい」


♪♪〜


しっかりウケていて一安心。
記憶にあるのが、この歌で間違いないようだ。
お時間がないようなので、また次の機会にヨロシク。
土曜日の夜は、だいたいココで演ってます。たまに休むけど・・


ねぇねぇ、なんか卒業の歌歌って
今日あたしたち卒業式だったの


女の子達が寄ってくれた。

困った。

カバー曲を演る人なら、今どきの卒業ソングを歌ってくれるんだろうが、卒業をテーマした歌など、まだ作ってない。
かろうじてこの歌だろうか?
「学校なんか行きたくない」


♪♪〜


すぐに一緒に歌っていたので、共感する部分はあったと思う。
同世代くらいの男の子達も集まって来て、沢山投げ銭してくれたが、彼らはもう女の子達と話すのに夢中のようだ。

見覚えのあるカップルが立ち寄ってくれ、歌う前から投げ銭してくれた。
前回、動画を撮ってくれたカップルだ。


何か1曲お願い出来ますか?
YouTubeで宣伝しておきましたよ


ありがとうございます


さらに若い子が2人、財布からお金を出し、投げ銭してくれようとしていた。
始める前は、アウェイのような感覚を持っていたが、全くそんな事はない。
ココはホームだ。


お金払いなよ!


あれ?
気付くと、カップルと若い子達でイザコザになっている。
どういう事だろう?

仲良くやりましょうよ

と仲裁に入るが、納まる気配がない。
とにかく、すでに投げ銭を頂いているのだ。1曲歌おう。
「終電なんか気にするな!」
(ショート・バージョン)


♪♪〜


彼らは、ボクに申し訳ないと思ったのか、ボクの後ろ側でしばらくイザコザは続いていたが、若い子達が帰って納まったようだ。


こんなタイミングで
そろそろコラボ行きますか?


よし、行こうか!
相沢君を待たせたまま、3曲も歌ってしまった。
「まだ働いてる人がいる」


♪♪〜


久々の相沢君とのコラボ(ハモり)は、かなりイイ感じになったと思う。
カップルは、今回も動画を撮ってくれていたようだ。





イザコザについても、もう少し詳しく聞きたかったのだが、カップルは相沢君と話しが合ったようで、一緒にどこか行ってしまった。


おそらく、若い子達に対する収まりきらない気持ちを、相沢君が聞き役になってくれたのだろう。
そのまま、相沢君の路上ライブになっていたのかも知れない。


なんか、成り行きでいになり始まった路上ライブ。ギターのチューニングすらやってないのに気付く。
特に違和感はなかったが、とりあえずチューニングし直す。
最初はイイ感じで進んでいたが、急に観客がいなくなってしまう。
気にせず続けよう。

「お酒足りないぜ!」

♪♪〜

「俺はゴキブリ」

♪♪〜


女性が立ち寄ってくれた。
彼女は路上ライブ好きな人で、他の人の所でもよく見かける姉さんだ。
酒代として、いきなり1000円も投げ銭してくれた。
ありがとうございます。
以前来てくれた時、捨て犬や捨て猫の里親になった、そんな話しをして、この歌を歌ったのだ。
今回も歌おう。
「ワンコを家族にして下さい」


♪♪〜


先ほどイザコザになった若い子が、再び顔を出してくれた。
彼ら曰く、
自分らもカップルの後に投げ銭しようとしてたのに、いきなり「お金払え!」と言われてカチンと来て、それからイザコザになったらしい。
お金が欲しいのはやまやまだが、投げ銭はあくまでも「気持ち」で、義務でもルールでもない。
些細な事で、観客同士トラブルになって欲しくない。
観客同士ケンカになっても、それを止められるほど、ボクは腕っぷしは強くない。

続いて、
「国が定める最低限度の歌」


♪♪〜


続いて
「飲み過ぎた」


♪♪〜


久々に弦が切れてしまった。
4弦だ。張り替えてる間、一旦中断しよう。
若い子達も姉さんも、そろそろ時間だそうだ。


ありがとう
ニャンコ達にヨロシク


・・

張り替え完了。

再開しよう。
続いて、
「終電なんか気にするな!」
今回、歌詞フリップの表紙を新しく描き換え、紙もトレード・カラーの黄色にした。




♪♪〜


このデザインを元に、缶バッジを作ろうと思っている。
以前の終電君のデザインも捨てがたいのだが、丸い形にするには納まりが悪い。
いつ出来上がるかは、全くの未定だ。


♪♪〜


しばらく終電リピートをしていると、スケボー君達が顔を出してくれた。

続きまして〜
「国が定める最低限度の歌」


♪♪〜


生存権、生存権


歌詞の中に「生存権」は出てこないが、まさにそれがテーマだ。
スケボー君達は、駅周辺で遊んでる姿しか見ないが、けっこう学があるんだよなぁ

大学生の子が多いんだ


!?

また弦が切れてしまった。
今度は1弦だ。
すぐ張り替えよう。
たまたまいた女の子から

かわいそう

という声が漏れる。
大丈夫、予備弦は沢山あるので全く問題ない。
ただ、張り替えに少し時間がかかるが。

弦張り替え中、若い子達はナンパみたいな感じになっていた。
青春だしてるねぇ

・・

張り替え完了。

続いて、
「終電なんか気にするな!」
・・は散々聴いてるはずなので
パート2を行こう。

♪♪〜


イイ感じで盛り上がった。
ありがとう。

最初のカップルが、帰り際に寄ってくれた。たぶん終電間近なのだろう。
相沢君と、どんな話しをしたのだろうか。

兄さん曰く、
俺ら昭和世代は、1歳違うだけでも歳上には逆らえないもんだ・・

まぁ、そうですねぇ

と話しを合わせてしまう。
しかし、やはり、いきなり他人から喧嘩腰で
「お金払いなよ!」なんて言われたら、誰だって気分を悪くするだろう。ちょっと言い方を変えれば良かったのに・・

とにかく、今は深掘りするのはやめておこう。ここでもし論争になっても、それに時間を費やすよりも、ボクは路上ライブを続けたいのだ。それに、彼らも帰る時間のはずだ。



続いて
前回、カップルに好評だった
「やってみなけりゃ わかんねぇ」で見送ろう。


♪♪〜


観客はいなくなったが、
続いて
「人間だものお金は欲しいよ」

♪♪〜


また、別の若い子達6人くらいが寄ってくれた。
何か、バラード系の悲しい感じのをとリクエストされた。
とっさに思い付かず、こんなのしかないと歌ったのが、
「俺の人生思ってたんと違う」

♪♪〜

とりあえずOKだったようで、沢山投げ銭を頂いた。
ありがとうございます。



彼らの1人が、床に散らばる歌詞フリップの中から、これが気になると選んだのが、
「ワンコを家族にして下さい」だった。
要望とあらば歌おう。

え〜とこれは、捨て犬が主人公の歌です


ラ〜ラ、ララララ〜
ワン、ワン、ワン♪


「ワン、ワン、ワン」の所で笑いが起こった。
いい年したオッサンが、急に「ワン、ワン、ワン」なんて歌い出すから、それがオカシかったのだろう。

しかし、めげずに続けよう。

すると、①番が終わる頃に



あぁ、けっこう泣けるかも


と、誰かが感想を漏らし、
最後には


ワン、ワン、ワン!!


の大合唱になっていた。

こういうのは、路上ライブの醍醐味だ。全員にとは言わないが、歌詞の内容が、しっかり届いてるのだと感じる。



その後、コレも気になると選んで来たのが、

「なんでやねん!?」
だった。

まだ、仮の表紙でコード譜しか作ってないし、練習もしてない作りかけの歌だ。

作りかけの歌だけど、とにかくぶっつけ本番で歌っちゃえ!


「なんでやねん!?」


な〜なな、な〜なな
なんでやねん!


いきなり、「なんでやねん」をみんな一緒に歌っていた。
狙い通りだ。この歌はこれでイケそうだ。少々修正したい所は出てきたが、このまま完成に持って行こう。

また、弦が切れてしまった。
しかも、先ほど張り替えたばかりの4弦だ。
思わず


なんでやねん!?


と呟いてしまう。
言霊って、あるのかも知れない。
少し迷ったが、やはり弦は張り替えよう。

若い子達は、半分解散したような感じになった。

残った子からはボクの事を、高校時代の頃からよく見かけて聴いていた、そんな話しを聞いた


ありがとう。光栄な事だ。

ふと気付くと、

柱2本分離れた所に、アイドルっぽい衣装の2人組の女の子がいた。エレキギターを背負っていたので、ガールズ・バンドのライブ帰りといった感じだ。

しばらくするとエレキを出して歌い出すが、アンプがないので、ほとんどアカペラ状態だ。
こっちは、本日3回目の弦張り替え完了。
チューニングしていると、その女の子の1人が近付いて来た。


あの・・
アコギ貸してもらうって
出来ますか?


女の子に、そんな丁寧な感じで頼まれちゃ、断われり切れない。
チューニングはまだ甘いが、エレキ弾ける人なら、すぐ合せるだろう。

♪〜

一息つきながら、女の子達の歌声を聴いていた。
カバーなのかオリジナルかは知らないが、分かりやすい歌詞で好感が持てる。

ハーモニカで、遠くから勝手参戦した。キーはC・・いやGかなぁ


そのままココを撤収し、合流しようかと思ったが、へんなオジサンに思われそうなのでやめておこう。


♪♪〜

十数分経過。
放っておくと、彼女らは延々と続けそうなので、程々の所でギターを返してもらう。
帰って来たギターを見て、スケボー専門店「BATSU」のシールが貼ってあるのに若い子が気付いた。
訊くと、いつも来ているスケボー君達の後輩らしい。
シール1枚で、縁が広がっていくなぁ

「会社を辞めたくなる時」

♪♪〜

今日まだ歌ってなかったので歌ったが、彼はまだ学生さんのはずだ。選曲はイマイチだったかも。


本日最後の歌は、
「まだ働いてる人がいる」
で行こう。
ちょうど駅構内では、作業服姿の人が集まっている。きっと、シャッター閉鎖後に改装工事的な事をするのだろう。


♪♪〜
ありがとうございま〜す


歌ってる最中、1000円もの投げ銭を頂いた。まさか工事関係者ではないと思うが、どこかで聴いていた人がいたようだ。




0時18分

本日終了

皆さん

ありがとうございました


オサムサバト


本日の成果→4043円
外国の硬貨→6枚



**********


終了後、片付けを始めると辺りが急に暗くなった。
0時20分頃が、街灯の消灯時間のようだ。

暖かい日だったが、終了し汗が引くとやっぱり寒い。
一応他も見てみるが、特に誰も演ってないようだ。
自分が一番最後の日は、ちょっと淋しい。


1時35分