474回目路上ライブ2/8(土)学校なんか行きたくない | オサムサバトの作詞ノート

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路上ライブのレポート、詩や歌詞を載せてます。
2015年5月16日から、柏で路上ライブ始めました!
若い頃に出来なかった、やり残した事をやり始めました。
このブログでは、主に
路上ライブで知り合った人の話しなどや、詩作に関する事などを載せてます。

テーマ:
474回目路上ライブ2/8(土)


【学校なんか行きたくない】


学校なんか
行きたくない
勉強なんか
したくない

なぁなぁ先生
教えてよ
勉強って
役に立つの?


「学校なんか行きたくない」

(作詞/オサムサバト)

という歌の、歌い出しの8小節の歌詞だ。
「繰り返し」として何度か出てくる。

歌作りをする時、「繰り返し」の部分を大切にしている。
路上ライブでは、特に重要だ。
聴いて耳に残る繰り返しフレーズは、その場でつい口ずさみたくなるはずだ。
メッセージ性が強かったり、ユニークなフレーズならなお良い。
道行く人が、たとえその日は立ち止まらなくても、覚えて帰れば、次の機会に立ち止まる可能性が高くなる。
そんなわけでボクは、意識的に繰り返しを多く入れるようにして、歌を作っている。

この歌は、高校生向けに作った歌の2曲目になる。
もう少し詳しく書くと、高校中退するかしたっぽい子達がきっかけで作ったのだ。
出来れば、中退して欲しくないという願いもあった。

歌詞にもある、
「勉強って、社会に出てホントに役に立つの?」
中高生達が、勉強に行き詰まった時に、よく感じる疑問。

学校の勉強は、直接役に立たない事も多いとは思うが、ボクとしては、
「役に立つよ」と応えたい。

役に立つ物も確かにあるが、勉強そのものよりも、本を読んだり、要点をまとめてノート書いたりする作業で、勉強する手順が学校の勉強で身に付いてるはずだ。

そして、自分が本当に勉強したい事柄と出会った時、勉強のやり方を知っていれば、理解や習得が早くなると思うのだ。

しかし、
現役高校教師に同じ質問をすると、とても面白い応えをする人がいた。


「役に立たないからこそ、勉強は面白いんだよ」


この応えも、ボクは好きだ。

勉強にとっては、
役に立つかどうかよりも、
面白いかどうかの方が重要なのかも知れない。
そして、面白ろければ、苦も無く覚えらるはず。そして、自然に身に付くだろう。

好きなポケモンの事なら、好きな車の事なら、好きなアーチストの事なら、苦も無く覚えていたりするのはよくある話しだ。



**********


22時27分

柏駅南口改札前通過。




二番街を通って来ると、
1階ウッドデッキでは、翔平君シンジ君が演っていた。
夢物語君や匿名希望カホンの人も一緒のようだ。
控えめに、ハーモニカの勝手参戦を2曲くらい。



今週は寒いが、盛り上がってる所があると、テンションが上がっていい。

負けてられないな

**********

22時46分

さぁ、始めよう。

場所は、いつもの丸井側の駅寄りにした。

しかし寒い。
先週と大違いだ。

昼間に外出した時、風が強かったので嫌な予感がしていた。
この時間、風はもうおさまったと思っていたのだが、時々震え上がるような冷たい風が吹く。

風がある日は、譜面台が倒れやすくて困る。
そんな時は、譜面台を低めに立てて、歌詞フリップをクリップでしっかり留めておく。

とりあえずこれで始めるが、風が強くて何度も倒れるようなら、風が弱い場所に移動するしか、最悪中止するしかない。

今のところ、中止するほど強風ではない。
まずは、ギターだけ出してウォーミングアップを始める。

今日は、手袋無しでは無理だろう。
この寒さでは、立ち止まって聴いてくれる人は少ないだろうが、まぁとにかく始めよう。
あまり人が来ないようなら、早目の終了は有り得る話しだ。

約10分経過。
そろそろ、ちゃんと始めよう。

今日はこの歌から行こう。
「まだ働いてる人がいる」

♪♪〜

寒いので、なかなか止まってくれないだろうと覚悟していたが、意外とそうでもなかった。
曲の途中、ほろ酔いの兄さんから話しかけられたのだ。
少し話して、この歌ではない気がしたので、急遽変更。
「やってみなけりゃ わかんねぇ」

♪♪〜

彼は、バントでボーカルをやってるそうで、ボクがカバー曲を演るなら、一緒に歌いたい、といった感じだろうか。
よく見ると近くに彼女らしき人がいて、早く帰りたがってる様子だ。

「終電なんか気にするな!」
で、一旦締めくくる感じにしよう。


♪〜

バタン!


突風が吹いて、譜面台が倒れ、歌詞フリップが飛ばされてしまう。
慌てて、兄さんが飛ばされた物を集めてくれる。
なんとか立て直すが、再び風が吹き飛ばされる。
少し中断しよう。


成り行きで余計な手間をかけてしまったが、先ほどの兄さんとは、

「今度一緒に演りましょう」的な話しになり、帰り際にLINEの交換までしてしまう。

彼女は、少々呆れ顔だったが、帰る時にはホッした様子だった。


・・


早いうちに投げ銭も入り、気分は軽くなったが、やはりココの場所はツラい。
少し移動しよう。

荷物を持って3m移動した。
駅構内の入り口、モニターの右横辺りだ。
壁が一方にあるだけで、風の威力と寒さは、かなり緩和されるのだ。




さぁ、再開しよう。
続いて
「会社を辞めたくなる時」


♪♪〜


オサム!
ねぇ、覚えてる?


同年代の男性から、急に話しかけられた。
誰かと思ったら、高校時代の友達だった。
あまりにも風貌が変わっていたので、名前を聞くまでは思い出せなかった。

彼は高校時代、教師を目指すと言っていたが、希望の路を進んだようだ。
今日は、教え子3人と一緒に飲んでいたらしい。
教え子達は、男女女の3人だ。
彼らは、定年間近の先生の同級生が、路上ライブを演ってるというだけで驚いてるし、それだけでウケてキャーキャー言っている。


俺と一緒に飲んでくれるのは、この子らだけだよ


あれ?
高校生と飲んでたの?


いや、この子達は卒業生


ちょっと怪しい気がしたが、そこは深掘りしないでおこう。

さて、何を歌おうか迷ったが、この歌がいいんじゃないか?


「学校なんか行きたくない」


学校なんか
行きたくない
勉強なんか
したくない

なぁなぁ先生
教えてよ
勉強って
役に立つの?


役に立たないよ〜

と、先生がアドリブを入れる。

役に立ってるよ〜
あまり勉強しなかったけど

と、教え子達が応える。

勉強が役に立つか、役に立てられるかは、人それぞれだが、
彼が教師の路を目指し、今日までの日々の、その縮図を見てるような気がした。
最後は、繰り返しの所で自然に大合唱になり、盛り上がった。

♪♪〜


ホントは不良高校生のためにに作った歌で、卒業生には合わないかと思ったが、この歌を選曲して良かった。

本名は知られているが、一応アーチスト名で自己紹介した。

帰り際に、お酒代として1000円投げ銭してくれた。

風があるので、お札はすぐにしまっておこう。
先生と教え子達は、興奮も冷めぬまま駅構内に消えて行った。

その後すぐに、カップルが投げ銭しに来てくれた。
たぶん、先ほどの盛り上がりを、少し離れた所で見ていたのだろう。
2人共、派手なメガネをかけていたのでミュージシャンかと思ったが、それは違ったらしい。
せっかくなのでリクエストを訊くと、


何か頑張れるヤツを


との事だ。
この歌がいいだろう。
「やってみなけりゃ わかんねぇ」
彼氏の方が
「撮影OK!」の表示に気付き撮り始めた。
行こう。


♪♪〜


良かった!
感動した!


ありがとうございます


ボク自身も、YouTubeやTikTokに何本かアップしているが、あまり得意ではない。なので、撮ってSNSに動画アップするのは全くOKだと伝える。アップしてくれると、逆に有り難い。

後日、検索すると、ちゃんとアーチスト名を入れてアップしてくれていて、
しかもかなり好評だったようだ。

ありがとうございました。


今日はなんだか、かなりイイ感じで進んでいる。
身体もすっかり温まり、手袋は要らなくなった。
一人淋しく演っている時は、こんな短時間に温まらない。


続いて、
「俺はゴキブリ」

「終電なんか気にするな!」

続いて
「お酒足りないぜ!」

♪♪〜

歌っていると、青いビンのお酒を頂いた。韓国のお酒のようだ。
「言霊」が効いたのかも知れない。

ならば
「人間だものお金は欲しいよ」


♪♪〜


そう上手くは行かないか・・


前半が良かったので、後はもう気楽に演って行こう。
元々寒い日なので、条件的に止まってくれる可能性は低いのだ。
あまり考えず、歌いたいのを歌って行こう。

「終電なんか気にするな!」

「休日出勤」

「国が定める最低限度の歌」

6人くらいの兄さん達が寄ってくれた。みんなほろ酔いでご機嫌だ。
とりあえず
「終電なんか気にするな!」
(ショート・バージョン)

♪♪〜

ありがとうございま〜す
ありがとう

ありがとうございます


誰か1人が投げ銭をすると、他の人もそれに見習って入れてくれた。
歌ってる最中でも「ありがとう」は、可能な限り言うようにしている。ショート・バージョンの途中で、何度ありがとうを言った事か。
酔った勢いの冷やかしっぽい感じもするが、投げ銭を頂だければ上出来だ。
その中の1人、丸メガネの兄さんになんか見覚えがあった。
元々人の顔とか名前を覚えるのは苦手なのだが・・

もしかして!

この辺を見回っていて時々見かけるお巡りさん!?


・・のような気がする。確証はないけど。



録音は毎回録ってるので、このシーンの音は残ってるが、写真や動画は気まぐれに撮るだけで残ってない。
まぁ、お巡りさんだって、友達と飲んでバカ騒ぎする日はあるだろう。

・・

人通りが少なくなり、少々ダラダラ演ったいた時間帯もあったが、そろそろ終わろうかと思っていた頃、投げ銭を入れてくれた人がいた。
ギターを担いだ若い男性。
「クモさん」というそうだ。
柏ルールに登録したばかりのようで、最近ちょくちょく演ってるらしい。
今日も夕方頃演って、これから再び演るそうだ。
ボクが終了したら、顔を出してみよう。

通りすがりの人からリクエストが入った。
「会社を辞めたくなる時」
の歌詞フリップが目に止まり、聴いてみたくなったそうだ。

♪♪〜

途中までだったが
「人間だものお金は欲しいよ」
も目に止まり、リクエスト。

♪♪〜


笑いながらけっこうウケていたが、途中で行ってしまう。
まぁ、そういう事もあるだろう。

本日最後の歌は
「音楽不用論」


♪♪〜



0時38分

本日終了

皆さん

ありがとうございました


オサムサバト


本日の成果→3521円
韓国のお酒→1本



**********


終了後、片付けたら、先ほどのクモさんの所に顔を出してみよう。


・・


1階ウッドデッキに顔を出すと、彼はすでに終了していた。寒いので、そんなに長くは演らなかったようだ。
帰り際、最後の観客と放課後中だった。
それに混ざって少し話しをする。
彼は、路上ではギター弾き語りだが、バンドでベース・ボーカルをやってるそうだ。
どこかお笑い芸人のような空気感のある人だ。そのうち、歌声を聴けるチャンスはあるだろう。


そのあと、まだシャッターが開いてるだろうとエスカレーターで上ってみたが、1時前なのに、すでに閉まったようだ。
寒いので、乗降客も皆さっさと帰るのだろう。
仕方ない、少しだけ遠回りして帰ろう。


**********

2月15日(土)と

2月22日(土)は、出かける用事があって、残念ながら柏Wデッキに戻れない。


楽しみにしてくれてる皆さん


スミマセン。