322回目路上ライブ1/22(土)
【安いギター】
22時14分
柏駅南口改札前通過
柏Wデッキ到着。
先週も人通りは少なかったが、今週はもっと少ない。
まだマンボウは出てないはずだが、みんな自主的に出歩くのを控えているのか、
もしくは、飲食店に時短要請が来ていて、営業しているお店が、少ないのかも知れない。
路上ライブは、コロナの感染リスクを考えると、人通りが少ない方がいいのだが、誰も聴いていないと、ただの野外練習になってしまう。ジレンマだ。
それでも、土曜日の夜はここに来て、声を出したいのだ。
線路側では、大塚さんが演っていた。けっこう早い時間から演っていたらしい。
彼は、コード譜を全部タブレットに入れて、精力的に新曲を作ってるようだ。
タブレットを使いこなしてるなぁと思うが、ボクには文字が小さくて無理だ。
1階ウッドデッキを覗くと、3DARS君が演っていた。
***************
22時25分
さぁ、始めよう。
場所は、丸井側だ。
駅に一番近い辺りは、まだ一般の人がいるので、少し離れた位置にした。
セッティングしチューニングしていると、車椅子のN君とJ君が、寄ってくれた。
さて、まずは
「やってみなけりゃ わかんねぇ」から行ってみよう。
♪♪~♪
せんぱ~い、新しいCDないんすか?CDくださいよ
N君に会うと、毎回言われる。
彼には、すでに2枚は進呈しているはず。
まぁ聴いてくれるなら、ボーナス・トラックにこの曲を新たに入れたので、新しいCDではないが進呈しよう。
せんぱ~い、飲みに行きましょうよ
これも、よく言われる。
それはアリかも知れないが、今は路上ライブを演ってる最中なので、NGだ。
そんな彼から、缶チューハイの差し入れだ。ありがとう。
車椅子でコンビニまで行くと手間がかかるので、J君に頼んで、買って来てもらったのだ。
とりあえず乾杯!
まだ、持参した分の1本目も空いてないので、とりあえずキープしておこう。
N君は、ストロング(9%)のヤツしか飲まないので、すでに酔っぱらって、出来上がってる。
彼は以前、CDは一旦パソコンに落として、ウォークマンに移して聴くと言っていたが、
話している内、ボクのデモCDは、まだやってない事が発覚した。
だったら、なぜ新しいCDを欲しがるんだ?
これも前の話だ。
Tシャツが欲しいと言うので、売れ残りを1枚進呈したのだが・・
よく覚えてないっす
もらってすぐ友達にあげちゃった・・
マジか!?
いつも酔っぱらっているので、ここ柏Wデッキであった事など、忘れてしまうのだろうか?
ストロングばかり飲むヤツは、ヤバい。
何かモヤモヤした物が残るが、なんか憎めないヤツなんだよなぁ・・
・・
そんな彼らも、もう帰る時間らしい。バスで帰るそうだ。
じゃまた
・・
さぁ、再び
「やってみなけりゃ わかんねぇ」行ってみよう。
♪♪~♪
ちらほら人は通るが、反応は特になし。
続いて、
「会社を辞めたくなる時」
♪♪~♪
ほろ酔いの、2人組若い子が寄って来て、拍手を頂いた。
うまい!うまいなぁ
この缶チューハイ、もらったんですか?
これ、飲んでもいいですか?
ダメだよ~
褒めてくれたのはいいが、なぜ缶チューハイを欲しがる?
続きまして~
「やってみなけりゃ わかんねぇ」
♪♪~♪
ありがとうございま~す
別の通りすがり若い子が、投げ銭して行った。
成果→0円を回避して、ホッとしたのだが、
この500円、もらってもいいですか?
なんでだよ!?
それは、ボクがもらった投げ銭だ。
冗談で言っているのは分かるが、そんな事言うヤツ初めてだ。
電車賃に困っているのだろうか?
よくわからないが、おそらく彼らは・・
柏に遊びに来たはいいが、お店は早く閉まったしまい、他に遊ぶ所もなく、ナンパしたくても、女の子もほとんど歩いてない。
帰る前に、路上ライブやってるオジサンを、ちょっとからかってやろう・・、
そんな感じだろうか。
なんか有名な曲できますか?
ドライフラワーとか
ゴメン、自分の曲しか出来ないんだ
カバーなら、あっちの人が出来るかも
線路側の大塚さん達の所を指さすが、行くのがめんどうだという。
ドライフラワーは、やはり今 人気らしい。
まぁ、ボクはマイペースでやろう。
続きまして~
「終電なんか気にするな!」
♪♪~♪
いいですねぇ
じゃ僕ら、もう電車の時間なんで、最後に1曲お願いします
褒め言葉も入っているが、どこか本気な感じがしない。
ちょうど、君たちにいいのがあった
「お酒足りないぜ!」
♪♪~♪
原曲の所は一緒に歌って、まあまあウケたようだ。
じゃ、有名になって下さ~い
ど~も
またヨロシク~!
帰る前に、投げ銭を100円づつ入れて行ってくれたので、少しはボクの事を認めてくれたのだろう。
あるいは、迷惑かけた料かも。
ありがとうございました。
・・
しかし、ホント人通りがまばらだ。
線路側の陣営は、大塚さんからタツロウさんに交代して、しばらく演っていたようだが、今は歓談中だ。
ボクも終了して、話しに混ぜてもらおうかと思ったが、やはりまだ歌い足りない。
やはり続けよう。
次は、
「コロナウィルス気をつけろ」
♪♪~♪
ヘィ、ヘィ、ヘィ!
掛け声をかけてノッてる人が数人いたが、立ち止まってくれるほどではない。
続いて、
「まだ働いてる人がいる」
♪♪~♪
ふと気付くと、キャッチの兄さん達が来ている。
こんな人通りが少ない日でも、しっかりと可愛い女の子を見つけて、声をかけてる。
仕事熱心な人達だ。
選曲に何の脈略もないが、続いて
「校則なんか気にするな!」
♪♪~♪
ホントに誰も来ない。
ビックカメラ屋根側から、ダンサー達の練習している音が聞こえる。
彼らも練習するだけなら、人通りが少ない方がいいだろう。
・・
ふと思い付きで、メドレーを演ってみる事にした。
♪~♪♪~♪♪~♪
平家→貧乏→サービス→終電→貧乏→終電→サービス→終電
歌詞フリップを床に並べて、時々コード譜を見ながら歌ってみる。
メドレーは、1曲丸丸歌うのではなく、一部を切り取る。
歌う時は、それぞれの歌のどの部分が重要な所か、考えながら歌う事になる。
逆にいうと、それぞれの歌の、どこが重要で、どこがなくてもいい所なのかハッキリする。
自分の歌詞に客観的になれて、意外とおもしろい。
・・
歌っている最中、ギターを担いだ人が通りすぎた。
すぐに戻って来たので、話しかけてみた。
どこかで演ってたんですか?
彼は、フォーク酒場ケサラに来たそうだが、お店はやってなかったらしい。
ケサラは、噂に聞いた事がある。
しかし、一度行ってみたいと思っているのだが、なかなか行けてない。
彼から、ボクがどこのギターを使っているのか、訊かれたので、答えた。
アリアの安いギターです
どうりで鳴ってないと思って・・
この言葉には、ちょっとカチンと来た。
ボクのギターは16,800円。確かに、値段相応の音しか鳴らないと思う。
そういう彼のギターは、マーチンだという。
ギターのグレードで、マウントを取りたいのだろうか?
やって行くんですか?
柏はいい場所ですよ
と声をかけた。
お店で演るのも悪くないが、路上で演るのは、いろんな人に聴いてもらえるし、運が良ければ投げ銭ももらえる。
まぁ、こっちはこっちで続けていよう。
「終電なんか気にするな!」
♪♪~♪
先ほどの人は、少しうろうろしていたが戻って来て、隣でギターを出している。
名前は、マツダさん。
一緒に演るのは、全くOK。
観客が集まり盛り上がってるような時はご遠慮願いたいが、今は観客もいないし、そもそも人通りも少ないのだ。
とりあえず、こんな曲演って様子をみよう。
「平家ブルース」
♪♪~♪
アドリブを入れてくれていた。
ブルース 行け人るらしい。
次は彼が歌い出した。
♪♪~♪
曲名はわからないが、もろにブルースな曲。確か吉田拓郎の曲だったと思う。
ボクもアドリブを演ってみた。
上手くはないが、まあまあそれらしく弾けていたと思う。
ちょうどそんな時、帰り際の大塚さんとタツロウさんが、顔を出してくれた。
それじゃ続きまして~
「やってみなけりゃ わかんねぇ」
♪♪~♪
相変わらず
まっすぐですね
ありがとう
大塚さんが、いい感想を言ってくれた。励みになる。
柏Wデッキで演っていれば、音楽仲間とも知り合える。
大塚さん達は、もう1曲聴くには、時間がヤバいらしい。
じゃまた、
お疲れさま~!
再びマツダさんが歌い出しす。
ボブ・マーリーの
「ノー・ウーマン・ノー・クライ」
♪♪~♪
今度は、ハーモニカで合わせてみた。歌に被らないよう、気を付けて吹こう。
けっこう楽しい。
若い子が1人立ち止まり、拍手を頂いた。
運が良ければ、立ち止まる人もいる。
マツダさんは続いて、
「アイ・シャット・ザ・シェリフ」
「スタン・バイ・ミー」を
歌い出す。
♪♪~♪~♪~
マツダさんは、ボクら世代の洋楽カバーが得意らしい。
そして、先ほどの若い子はビートボクサーらしい。
マイク無しでも出来るそうだが、そんな人とも出会えるから、路上は面白いんだ。
遠慮せず、参戦してくれても良かったのに。
続きまして~
「コロナウィルス気をつけろ」
♪♪~♪
マツダさんいろいろ話していると、我が母校 柏南高校の2コ先輩だと判明!
それから、その頃のバンドをやってた音楽仲間の名前が、いろいろ出てきた。
知ってる名前もあったような・・
いや、やっぱり知らない。
その頃からボクはオリジナル派で、独りだった。
コピーバンドやカバー曲を演ってるグループとは、特に縁が無い。
もしあの頃、ボクと近い感じのオリジナル派の人と出会っていたら、ボクの人生は変わっていただろうなぁ・・
マツダさんも、そろそろ終電だそうだ。
名刺代わりに、デモCDを進呈した。
0時10分
さて、そろそろ終了しよう。
最後は、
「「いつか」は来ない」
誰も聴いてないので、ただの練習だ。
♪♪~♪
だいぶ慣れてきた。
この歌の注意点は、
いつかは来ない~♪
と丁寧な言葉遣いで歌う事だ。
他の歌の口調につられて、つい
いつかは来ねぇ~♪
と歌い勝ちだが、これではダメだ。
不良っぽい口調で歌い出しても、この口調に合わない歌詞がすぐ出てきて、キャラがブレてしまいNGなのだ。気をつけよう。
0時20分
本日終了です
皆さん
ありがとうございました
オサムサバト
本日の成果→700円
缶チューハイ→1本
進呈したデモCD→2枚

***************
終了後、荷物を片付けたが、まだ少し演り足りない感じだ。
そうだ!
先日、ブログにアップした
「あってもなくてもいい音楽」を、少し演ってみよう。
♪♪~♪・・
曲は頭の中で、だいたい出来ているが、我ながらワンパターンなコード進行だ。
こんな歌、路上で演ってウケるのだろうか?
・・
JR上り松戸行き0時30分は、数分遅れで間もなく出発という、アナウンスが聞こえる。
JR下りは、我孫子行き0時40分。間もなく終了だ。
0時29分
駅構内の時計がなくなってしまってしまったので、こんな場所で自撮りしてみた。

一応、時計は写っているが、拡大しないと見えない。
JRの時刻表も、撮っておいた。
・・
歩いて帰る途中、先ほどのマツダさんの言葉を思い出し、妙に腹がたってきた。
「どうりで鳴ってないと思って・・」
ボク自身の事を、けなされてるような錯覚をしてしまっているが、別にそういう訳ではないと思う。
彼は、ギターの音の率直な感想を言っただけだろう。
いや、無意識の内にマウント取ろうとしたのかも。
ボクは、別に安いギターでかまわないし、安いギターがボクには似合ってると思う。
それに、安いギターで演り続ける方が、カッコいいと思うのだ。
ギターのグレードで優位に立てるなら、ボクはこの安いギターで、すでにそのマーチンのギターを買えるくらい稼いでるし、買おうと思えば買える。
だけど、買わないだろう。
ギターのメーカーに、それほどこだわりはない。
もし新たにギターを買うとしたら、便利なギターだ。
軽くて、エレアコで、チューナー内蔵してたらなおいい。それで・・・・安いヤツ。
考えていると、言いたい事は、キリがなくなってくるが、
すでにだいたいの事は、歌詞にして歌っている。
「音楽やっても稼げない」
(抜粋)
言い訳100個言う中に
皮肉も少し混ぜてある
音楽あきらめたヤツほど
高いギターを買いたがる
俺のギターは
16800円~♪
・・
「貧乏ロック」
(抜粋)
貧乏人はロックをやれ!
貧乏人はロックをやれ!
中古のギター調達して
血が滲むまで
ガンガン弾きまくれ~♪
(中略)
陰口言うヤツ
気にしねぇ
マウント取る
ヤツ気にしねぇ
ツラい思いをしてないヤツに
いい歌書ける訳がねぇ~♪
・・
オサムサバトは、
まだまだ安いギターで
頑張ります。