105回目路上ライブ8/12(土)
本題に入る前に、まず前日8月11日(金)に行われた、カレー屋さんでのイベントについて。
前回の路上で誘ってくれた人は、メモが出て来て判明。
猿坊々(さるぼぼ)さんという人。このイベントの主催者のようだ。
ラップを歌う人だった。
イベントは
「Good Spice Music」
ラジェスタリーという、柏駅東口から徒歩7~8分のカレー屋さんで行われた。隔月で行われ、今回で3回目だそうだ。
観覧2000円で、カレーとドリンク付だ。
カレーはキーマカレーで、チーズナンとタンドリーチキン。ドリンクはアルコールも選択OK。追加ドリンクは別料金だ。
カレーの種類は、日によって変わるのかも知れない。
結果を先にいうと、残念ながら ボクは歌えなかった。
直前に誘われて、酔っていたせいもあるが、曖昧な返事しかしていない。当日 ふらーっと顔を出して、歌えると思っていた方が甘かったようだ。
それでも、飛び入りで1曲くらいは と思っていたのだが・・
まぁとにかく、
ダメ元でも、とりあえず行ってみようと思っていた。飲食店で行われるライブに、興味があったのだ。
ライブハウスでライブをやると、常にチケットノルマがあり、人が呼べない人は、赤字でやるしかない。初心者にはハードルが高い気がするのだ。
その点 飲食店、特に今回のカレー屋さんライブは、一つの理想形ではないかと思った。
普通 ライブハウスだと、アマチュアクラスでも、チケット2000~3000円くらいだが、2000円でライブが聴けて食事も出来る。
仮に、音楽に物足りなさを感じても、飲食代が含まれていれば、あまり損した気はしない。損をさせないライブなら、人を呼びやすい。
お店側も、来客数が見込めるのでメリットはある。
PA(音響機材)等は必要だが、お店の規模から考えて、アマチュアが普段使っている物で充分通用する。
・・
今回 出演者は9組+1だった。
それぞれユニークなスタイルだ。
猿坊々さんは司会で、今回 出演の予定はなかったそうだが、後半に入る頃、リクエストを受け 1曲だけ披露してくれた。反戦がテーマのラップだった。
この辺までは、飛び入りもあり得るのかなぁと思っていた。
しかし最後に近づくにつれ、音楽のレベルが上がり、飛び入りなど無しだと悟った。
悟った時点で、急にアウェイ感を感じてしまった。見渡せば、知っている顔は猿坊々さんだけ。他の出演者は若い人ばかりだ。
しかし、こうも思った。
2年も柏で路上ライブを演っていて、音楽仲間もずいぶん増やしたつもりでいたが、それはほんの一部という事だ。
人前で音楽を聴かせたい人は、まだまだ沢山いるのだ。
ダメな点もいくつかあった。
4人席テーブルが20くらいと、立ち見はスタッフを含め10人くらいいただろうか。
満席で、身動きも取れないほど客を入れているのに、さらに後から来たお客さんを受け入れて、食事が終わった、スタッフや常連さんぽい人が立ち見になったりしていた。
演奏が大き過ぎで、ボーカルが聴こえづらかった組もあった。
こういうタイプのイベントが、もっと増えれて欲しいと思った。
そうすれば、自然に分散して、こんなにもぎゅうぎゅう詰め状態で、やらなくてもよくなるし、物販やファンサービルの時間も取れると思う。
・・
歌えなかったフラストレーションはあるももの、企画としては良いイベントだったと思う。
猿坊々さんには、次回はぜひ出演したいという意志を伝えて、帰ったのが9時過ぎ。
その足で、翌12日のstudio Wuuオープンマイクの参加申し入れに行った。
Wデッキにも行ってみた。
少しだけ路上ライブ演ろうと思ったが、雨の降りがだんだんと強くなって来たので、あきらめる事にした。
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8月12日(土)
オープンマイクの開演は7時からだが、6時半に着けるように家を出た。
一応、柏Wデッキの様子だけ確認した。
ちょうど 来たばかりのアンバランスの2人に遭遇した。
彼らの甚平姿は、夏の風物詩。ぜひ夏が終わるまで、そして毎年続けて欲しい。
新しいCDを作る件、南柏さんに頼めば、かなり安く作れる事と、話しも通しておいた事も伝えた。
後は、当人達しだいだ。
次は、ちゃんと業者に頼んでプラケースに入れた物を作りたい、との希望なのだ。おそらく、ライバルの ひなたぼっこを意識しての事だろう。
南柏さんの所で、CD-Rの形で簡単に作るかどうか、半々といった感じだ。
ひなたぼっこの府金君にも会った。
月1路上ライブの日で、柏に来ていたのだ。
彼らの新しいCD「colorful」を予約注文していたので、すぐ購入したかったのだが、荷物から取り出すのに手間取りそうという事で、のちほどという事になった。
アンバランスとひなたぼっこは、ほぼ同時期に、柏Wデッキで路上ライブを始めた、良きライバル同士だ。
今は ひなたぼっこが、1~2歩リードしている感じだが、今後も注目していたい。
歌詞至上主義のボクとしては、カッコいい歌詞、グッとくる歌詞、泣ける歌詞の歌が1曲でも作れれば、あっという間に巻き返せると思う。
いや、追従を許さないほど突き放せるというべきか。
・・
6時45分
studio Wuuに到着。
オープンマイクというイベントに参加するのは、これで2回目、
ライブハウスでは初めてだ。
席について練習している人が、何人かいた。
クラッシック・ギターを練習している人がいて、その上手さにビビり、場違いな所に来てしまったのかと、いきなり緊張してしまった。
予約参加者は10組。初参加はボク含め4組だった。
1組、準備を含め10分2曲まで。自分の出番以外は、観客として聴くのがルールだ。
時間厳守、1分でもオーバーしたらダメかと思っていたが、その辺は わりとユルい感じだった。2曲までというルールがあるので、極端にオーバーする人はいなかった。
しかし、ステージに上がってから、チューニングメーターを借りてチューニングを始める人には、さすがにイラっとした。
さて
順番は、当日発表という事になっていて、初参加組が先に演るのが恒例のようだ。
ボクは4番手になった。初っぱなでないのでホッとした。
個別の感想はとりあえず、全体の印象は、
ジャンル、スタイルもいろいろ、使う楽器もいろいろ、レベルもいろいろだった。
常連さんやライブ慣れしている人は、自分のワンマンライブの 練習の場所として、活用している人もいたようだ。
・・
ボクの出番になり、ステージに向かう。
事前に書いた参加者アンケートから、簡単な紹介をされた。司会は、お店のマスターだ。
ライトがまぶしく、その熱のせいで暑い。客席は逆光で、あまりよく見えなかった。
あがっていたと思う。
普段の活動場所が、柏Wデッキである事くらいは言えたと思うが、正直 何を言ったか よく覚えていない。
選曲は、直前まで迷っていたが
「休日出勤」と
「有給休暇」にした。
「サラリーマンのペーソスを歌う人」
という印象を残せれば、それでOKだろう。
たった2曲しか歌えないのだ。いろんな面を持っている事より、1つの「ウリ」を全面にアピールした方が良いと思ったのだ。
全て終わった後に聞いたのだが、マスターからは、
予約参加者の中で、1番インパクトがあった
とのお誉めの言葉を頂いた。
次回も参加しようという、決意につながった。
調子に乗って
studio Wuuの歌を作りますよ
なんて事を口走ってしまった。
ちょっと調子に乗り過ぎの発言だが、その時点で一応 構想は出来ていた。
実際の所、オープンマイクが行われるのは平日が多いので、参加出きるかどうかは、微妙なのだが。
前日のカレー屋さんライブもそうだが、人前で音楽を演りたい人は、ホントに沢山いるのだと感じたし、そういうチャンスは少ないのだ。
路上で見掛けた事があるのは1人、三線のりゅうさん。楽器が珍しいだけに、こっちはよく覚えていたが、向こうは全然覚えていなかった。
かなりやとうばん は、名前だけ知っていたが見るのは初めて。
童謡を歌っているグループなので、「春のポスト」を歌ってもらえれば、などと ふと思った。
知り合いになって、話しが出来ればと思ったのだが、予約参加者が終了した頃、先に帰ってしまった。残念。
予約参加者が、終わるまで観戦するのがルールで、
当日 飛び入り参加者の時間帯は、その縛りがとけるようだ。
ちなみに、飛び入り参加者は6組で、約1時間だ。
もう一つ気になる事があった。
席の向かいの人が、他の人が演っている最中、もう1人とひそひそ話しをしていた。
ここで知り合った ギター弾き語りの人と、意気投合したのだろう。なかなかひそひそ話しが止まらない。
彼は、他の人の音楽など まるで興味はないようだった。
しかしボクは、注意すべきか迷ってしまった。
自分がされて嫌な事は、他の人に対しても するべきではない。
というのは1つの考え方だが、
ここは真剣勝負の場所だ。
退屈な音楽など聴くほどの価値はない。
とでも言いたいのか。
それならば、彼こそが正直者だ。
つまらない歌など、長々と聴くのは確かに苦痛だし、多くの人を魅了したければ、音楽をやる意味がないのかも知れない。
しかし、やっぱり一度は注意しておこう。聴こうと思っている音楽を、お喋りで妨げられるのは不快だ。
音楽の良し悪しは、聴いた後で判断したい。
聴こえなければ、判断できないのだから。
・・
全部が終わる頃、府金君からツイッターのDMが入った。そろそろ終電なのだ。
*********
10時58分
柏Wデッキ到着
ひなたぼっこは、月1ライブ終了後、コルトン前で、アンバランスと合同で演っていたようだ。
それも終了して、かたづけ中だった。
CD購入する事になっていたので、もしかしたら、終電ギリギリまで、セッションしながら、待っていてくれたのかも知れない。
お手数かけました。スミマセン。
CDはまさに、ひなたぼっこそのもの。
買って損はない出来映えだった。
完売が早まりそうだ。気になる方はお早めに。
・・
さて、
人気者の2組が終了後、まだこの時間に演っていたのは、スナックJAMだ。駅前中央裏辺りで演っていた。
復活したスナックJAMは、いや、元々解散などしてないのかも知れないが、とにかく また柏で続けてくれると分かって、ホッとした気持ちになった。
柏ルールにも登録したようで、表記が少し変わっていた。
・・
さぁ始めよう。もう11時を過ぎている。すでに空いているコルトン前で始める事にした。
オープンマイクは良い経験になったが、待ち時間が長く歌える時間が少ないのがツラい所。そのフラストレーションを晴らすべく、最初から飛ばしていった。
反応はまぁまぁだったが、お盆休みのせいか、人通りは少なめのようだ。もう少し 人の流れに近い、丸井側に移動する事にした。
ツネさんが、カホーン持参で顔を出してくれた。シンバルも追加している。ありがたい。
ノリのいい曲には合わせる、
変則拍子の曲には無理に合わせない、そんなスタイルに落ち着いた。
「終電なんか気にするな!」の、シンバルを入れてくれるタイミングが絶妙で、実に気持ちいい。
この感じ、そのまま録音してCDにしたいと思った。自宅やスタジオ録音では、なかなかこんなワルノリ感は出せないと思う。次回は、忘れずにICレコーダーを持って来よう。
・・
アキコさんが立ち寄ってくれた。
遅い時間から始めたので、いないと思っていたらしい。やってますよ~♪
しばらくして
浴衣姿の女の子達が、立ち止まってくれた。駅の方から来たので、終電の心配はなさそうだが、彼女らから写真を沢山撮られたようだ。
夏に、浴衣姿は絵になるなぁと思いながら、ボクはただ歌っていたが、アキコさんが何か気付いたようだった。
1人の子が、浴衣の襟がおかしく、その場でアキコさんが直していた。その子も素直に直してもらっていた。
なんとも不思議な光景だった。
悪く言えばお節介なのだが、アキコさんには そのお節介を嫌味に感じさせない、大人な雰囲気がある。
不思議な人だ。
・・
20代半ばくらいの男性が、立ち寄ってくれた。
リクエストは「楽しい残業」だ。
リクエストしてくれるという事は、一度は聴きに来てくれた人だ。
失礼ながら名前を確認すると
会員番号42番ワタナベです
ワタナベさんだ。
最初のデモCDの、No.042を持っているらしい。
デモCDはナンバリングして、配った人の名前をメモしていたのだが、そのメモをなくしてしまい、数字の意味がなくなってしまっている。
会員制はとっていないが、その数字を覚えるほど、何度となくCDをかけているのだなと思うと、ちょっと嬉しい。
彼はライバーのようで、他の路上ライブにも、よく顔を出しているようだ。
「楽しい残業」がお気に入りらしく、この時は2回くらい歌った。
実際、楽しくない残業をやっているのかも知れない。翌日は出勤というので、「休日出勤」を歌って送り出した。
らいむさんも、ちょこっと顔を出してくれた。
・・
さーて、だんだん記憶が怪しくなって来た。
今週こそは、火曜日までにアップしようと思っていたが・・
とにかく、オープンマイクのフラストレーションを晴らしても、有り余るくらい歌って消耗して、気分は上々な路上ライブだった。
本日、これにて終了。
皆さん、
ありがとうございました。
オサムサバト
本日の成果→986円と
アキコさんから、高島屋ステーションモールのグルメ券1000円分(福引の当たり券)を頂きました。
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最後に、スナックJAMに顔を出した。
誰々がギターを衝動買いしたとか、ジングル(足につける小さいタンバリン)を買ったとか、楽しそうな話しをしていた。
らいむさんも参加していて、大酔っぱらいのライト君が、後からやって来た。
ライト君はレコーディング真っ最中だそうで、その後 バンド仲間と居酒屋で飲んでたらしい。へべれけの彼の姿は珍しい。
本日唯一の証拠写真(1時03分)

顔出し不可の人が写らないようにと・・
相変わらず、自撮り下手だ。