進路決定(中学校) | このはなさくや

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2012年2月、私達家族に3人目のメンバーが加わりました。
21 trisomy 持ちの彼女と私達の日々の記録など、覚え書きに。
自省と自制を込めて、というのは変わらず。。。

ずーっとやきもきしていたこのことについて、結論が出ました。さくや、地元中学校の特別支援学級(知的)に進学します。引き続き徒歩での通学、小学校よりむしろ近いくらい。以下、つらつら経緯など記録しておきます。

彼女が就学すると同時に支援級ができた地元小学校に通い6年目、その先についてはずっと悩みの種でした。判定に従っての進路とはいえ、人数がだんだん増える支援級の中でも、決してできる方ではなかったさくや。

言葉によるコミュニケーションが取れ、問題行動もさほど無く、身体的な問題も特に無いのですが、いかんせんお勉強ができない。今でも小学2・3年程度の学力しか無いことから、最低限の読み書き計算以外を求めるのは酷だ、と思うようになりました。

地元では最初から支援校を選ぶ人が多く、途中から支援校に移る人もいたりして、我が家もいつ声を掛けられるかと戦々恐々としていたのも事実。将来を考えると、少なくとも中学校からは、働くことを見据えた教育の手厚い特別支援学校へ・・・と考えたのです。

今年度から担任が代わり、それまでの「やればできる!」という先生から、「無理しなくても」という先生になったのも大きかったかもしれません。進路希望を支援校で出すと言った時も、あっさり賛成してくださいました。

支援校を希望した理由はもう一つ、それは人間関係。地元小学校の支援級も人数は増えてきましたが、女子は2人のみ。しかも低学年。同じくらいの話題で盛り上がれる、女の子のお友達を作って欲しかったのです。

という訳で、親による支援校の見学、夏休み中には教育委員会による面談(親子それぞれ)、さくやには知能検査と行動観察、と順調にスケジュールをこなしていったのですが・・・結果は何と不合格。

中学校からは狭き門だと聞いていましたが、まさかダウン症持ちで入れないなんてことがあるとは!曰く、問題行動の少なさと身辺自立ができていることが理由だそうです。それにしたって、まさかのまさか。

不服申立もできるそうですが、判定が覆ることはほぼ無いそうなので。前向きに諦めて、早速地元中学校の特別支援学級の見学(親のみ)&体験(さくやも)に行ってきました。結果、さくやはノリノリで「この学校に行く!」と言っています(笑)

地元中学校の特別支援学級も、数年前にできたばかり。知的のクラスは男子ばかりですが、皆おっとりした優しいお兄さんで、体験ではさくやもすぐに馴染んでいました。教科担任の先生方も、少なくとも当日は良い方ばかりでした。

小学校の支援級よりクラスの人数も少ないので、支援員さんも含めてそれなりの対応はしてくださるとのこと。作業学習の時間もあり、体験の日にエプロンを持参したさくやは、お裁縫的なことをやらせて貰ったりもして。とにかく一安心。

ネックは、女子がいないことくらいでしょうか・・・どのみち高校からは支援校に入れるはずですし、自宅から歩ける地元中学校で、放デイに頼らない放課後を過ごす訓練をするのも、彼女にとっては良いかもしれません。

そう、一人で余暇を過ごすのが下手なんですよね。だから放デイ大好き。もっとも、週1くらいでは行けそうなので、“放デイロス”にならないように、担当の方に何とか調整して貰えるようお願いしているところです。

部活は入らないにしても、今の習い事(ピアノ、習字、スイミング。どれも自分で行ける。)を平日に1日ずつ入れれば、放デイの1日と併せて、それなりに有意義に過ごせる・・・でしょうか。

とにかく、さくやが毎日楽しく過ごせますように。次は制服作らなきゃ!!