下を向いて歩いてる、君の事が心配だ。
無理して笑顔を見せる、君の事が心配だ。

「君は1人じゃない」だとか、
「泣きたい時は泣いていい」だとか、
聞き飽きてしまったんだろう?
だったらシンプルに、こう言うよ。

おかえりなさい、今日は風が強かったね。
おかえりなさい、お疲れ様でした。
おかえりなさい、お腹は空いてないかな?
おかえりなさい、いい夢は見れそうかい?


溜め息がクセになってる、君の事が心配だ。
強いふりをしている、君の事が心配だ。

「愛してる」と言われたって、
「君を守る」と言われたって、
信じれやしないんだろう?
だったらシンプルに、こう言うよ。

おかえりなさい、ご覧星がよく見える。
おかえりなさい、一息つけたかい?
おかえりなさい、明日は何処かへ出掛けよう。
おかえりなさい、昨日より楽になったかな?


君を傷つける人は、何処にも居やしない。
世界はいつも謳ってるんだ、大歓迎と手を広げて。

おかえりなさい、生きていることに拍手だ。
おかえりなさい、まだ戦えるだろ?
おかえりなさい、頑張る君は素晴らしい。
おかえりなさい、当たり前の挨拶だね。
おかえりなさい、それを言うために僕が居るんだ。

おかえりなさい、朝は等しく現れる。
おかえりなさい、君一人のために。
おかえりなさい、永遠に繰り返していけ。
おかえりなさい、世界は今日も開かれている。

おかえりなさい。
おかえりなさい。
おかえりなさい。
また未来に進んでいく君に。




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砕かれた穏やかな優しき時代。
打ちのめされた魂は野獣になる。

正しさに憧れ、彼は法の尖兵と為った。
ジレンマを抑え込んで、銃爪に指を掛けている。
温もりに飢えすぎて、彼はアートの革命児と為った。
万雷の拍手喝采で、愛を疑似体験している。
過去に縛り付けられ、彼は電脳の巨人と為った。
蠢く権謀術数を暴き、悪夢を呼ぶ帝王と恐れられた。

年月は、残酷に過ぎ去っていく。
僕らを繋ぐのは、『復讐』の二文字だ。

引き裂かれた眩しき蒼天の想い出。
笑っていた、ただ幸せを浴びながら。
終わってしまった時間を取り戻せなくて。
最後の言葉が分からない、もどかしさに吼える。

いつしか彼は、権力を掴んでいた。
矛盾に慣れすぎて、『正義』を見失っていた。
いつしか彼は、アートの一時代を築いていた。
あらゆる賛美の声に、『愛』の意味が分からなくなった。
今でも彼はまだ、その牙を研ぎ続けてる。
準備は整った、さあ反撃を開始しよう。

年月は、淡々と色褪せさせていく。
僕らを繋いでいた、『復讐』の幕開けだ。

奪われたあの日の記憶を求めて。
戦っていた、それぞれの生き方で。
もしも再び会えたら誓い合おう。
事が済んだら、消え去ろう。








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誰もいない部屋の壁に、
眩しい二人の写真たち。
繋がってたはずの心は、
どこかで解けてたみたい。

同じ秋が来たのに何故だか、
初めての季節に感じる。
いつもより速く歩ける、
身軽は孤独と似てる。

崩れそうな姿を見せたくはなくて、
大人ぶって気持ち圧し殺した。
小さくなる背中に向かって願うんだ。
「早くあの角を曲がって下さい。」

あなたを許さない、決して許しはしない。
全身全霊を込めた、愛は行き場を失くして泣いている。
あなたを許さない、渾身の笑顔でサヨナラを。
強がっているだけの、私にどうか気付かないで。

あなたを許さない、狂おしく切なく思うほど。
描きかけの絵のよう、中途半端なままでしまいこんだ。
あなたを許さない、晴れ渡る空が滲んで見えた。
吸い込んだ空気を、震えないように息にした。






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