すっかり秋らしくなってきたある日の朝…
(なみくん)…ハックシュン

…うぅ

(ゆいはん)なみくん大丈夫


(な)…うん
(優子)風邪ひいちゃったのかなぁ

優子がなみくんの顔に手をあてた
(優)すっごい熱

(玲奈)今日はゆっくり休んでたほうがよさそうだね
(な)でも…
(ゆ)ウチも一緒にいるよ
(優)あたしも

(な)2人は学校行かなきゃ…
(ゆ)なみくんと一緒にいるよ
玲奈さんは仕事あるし
なみくん1人にはできへんよ

(玲)じゃあ麻里子先生には電話しとくから
2人に頼んでいい

(な)ね…ねえちゃん…
(玲)無理しないの

じゃあ任せるね
いってきま~す

(ゆ&優)いってらっしゃ~い

(な)いってらっしゃい…
玲奈が仕事に行くと
なみくんはベットに寝かされた
(な)珠理奈は…
(ゆ)なみくんが起きる前に学校行ったよ
(な)そっか…
(優)なみくんはゆっくり寝てね

(な)うん…
じゃあ…おやすみ…
(ゆ)おやすみなさい
なみくんはゆっくり眠りについた…
どれくらい寝ただろうか…
(な)…んぅ

…えっ

(ゆ)あっなみくん

(な)ゆいはん

(優)あたしもいるよ

(な)優子
2人ともどうしたの

(ゆ)お腹すいてへん

(な)…あっうん

(優)こういう時って
たぶん…お茶漬け…だった気がするから
お茶漬け作ってきたよ

(な)えっ

お茶漬けって…
(ゆ)普通のお茶漬けやけど

(な)……おかゆじゃなくて


(優)………えっ
(ゆ)あっそうや
おかゆ

(優)そうだよ
おかゆだよ

(ゆ)なんで思い出せへんかったんやろ

(優)作りなおしてくるね
(な)えっあっ待って
お茶漬けでいいよ

(ゆ)えっほんまに

(な)うん

(優)ごめんね
(な)ううん
お茶漬けもおかゆも同じようなもんだよ
(ゆ)そうやね

もちろんまったく別ものなのは当たり前だが…
ゆいはんと優子の作ってくれたものを食べるだけで
なみくんは元気が出る気がした…
(優)じゃあ
ちょっと熱いから
えっと…
(な)ん

(ゆ)こうすればえぇと思うんやけど…
ゆいはんはおもむろにお茶漬けをすくって
自分の口に入れた
(優)えっ

(ゆ)…

(な)ゆいはん


(ゆ)チュ~ンゥンゥ

(な)んっんぅんぅ

ゴクッ
(優)く…口移し…

(ゆ)なみくん

(な)ゆいはん大胆すぎだよ
(ゆ)えっそんなこと…
(な)ゆいはん

ギュッ

(ゆ)なみくん

(な)ダメだよ
こんなことしたら…我慢出来ないじゃんか
チュッ

(ゆ)チュッ

なみくんとゆいはんは優子の目の前でいきなり激しくキスし始めた
(な&ゆ)チュッ
チュッ
チュッ
…(優)由依ばっかり…ズルい
あたしだって

(な)えっ優子

優子はお茶漬けを口に含むと
なみくんを強く抱き寄せた
(な)優子待って

(優)チュ~ンゥンゥ

(な)ん~んっんぅ

ゴクッゴクッ…
(ゆ)あっなみくん横取りされた

(な)優子…

(優)あたしにもいっぱいキスして

(な)うん
(ゆ)ウチも

(な)2人とも…
愛してる

(ゆ&優)なみく~ん

それからゆいはんと優子はなみくんの部屋から出てこなかった
…続く
次回は11月かなぁ…
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