南アフリカへ入国できない危機！！まさかのワ●ロで回避！？〜夫婦で世界一周旅行記１２〜

【南アフリカへ入国できない危機！！
　まさかのワ●ロで回避！？】
〜夫婦で世界一周旅行記１２〜

冒険起業家の佐々妙美です。

さて、前回書いたとおり↓

イエローフィーバーカード

を手に入れるために

ドクターにお願いしたが

断られた私たち・・・

もう絶体絶命の危機となり

夫が意を決したように

ドクターの方へ

夫(小声で)
「エクストラチャージ(追加料金)
払っても無理？？」

するとドクター

手招きし、
顔をよせるように指示。

3人が顔を寄せ合うという
異様な光景だが

幸運なことに
待合室には誰もいない。

ドクター(小声で)
「これは、ホントに特別なことで
通常絶対10日前に予防接種する必要が
あるんやで。
絶対内緒にできる？？」

夫と私はパンクバンド並みに
顔をブンブン縦に振りながら

「イェースッ」

と小声で答えた。

この時点で私は
このドクターのことを

心の中で

「ドクターカント」
と呼ぶことにした。

夫
「で、
エクストラチャージ

　(追加料金)
いくらですか？」

ドクターカントはしばらく黙り
考えている。

もう行けるなら
高くてもしょうがない！！

行けなくなった時の
飛行機代、ホテル代が
消えること考えたら

安いもんや！

5万か？？10万か！？？？
いくらなんや！！

ドクターカント(小声で)

「ワンハンドレッド」

（100ドル・約12000円)

おお！！！

夫
「それは2人でですか？」

ドクターカント
「いや、1人100ドル」

夫(少し興奮気味に)
「分かりました！
ありがとうございます！」

ドクターカント
(口に人差し指を立てて)

「シーーー！！！」

私たちは急いで
200ドルを財布から出し

ドクターカントに

ピーーーー(自主規制)

した。

これがワ●ロ

というものか・・・

ドクターカントは

それを机にしまうと

「では、パスポート出して」

と言い、
そして、黄色いカードに
何やら書き始めた。

ドクターカント
「いつケニアに来たの？」

夫
「4/6です」

ドクターカント
「10日前ケニアにいないね。」

大丈夫か。。。

今日4/11だから
10日前って言ったら
4/1 エイプリルフールやん！

いや、まさに
注射日書くなら
エイプリルフール
ピッタリ！

とかなんとか思ってたら

ドクターカントは
なぜか予防接種日を
3/5と書いた。
(たぶん適当)

全て書き終わり
私たちに
イエローフィーバーカード
を渡し

「では隣の部屋で
注射打ってきて」

と言った。

隣の部屋に行くと
めちゃくちゃ陽気な
看護師さんたち(女性)が

私たちのカードを見て

「オッケー！カモーン」

とまず私を呼び
椅子に座らせた。

海外で注射めっちゃ怖いな。

と思ってると、

看護師さんは
ニコニコしながら

コットンに消毒液を少しつけ
腕を消毒したが、

明らかに乾いた方で拭かれ
まったくカラカラな状態で

注射を差してきた。

こ、怖い、、、

怖すぎる、、、、

で、そのほぼ濡れてない
コットンを注射跡に押し付けて
手で押さえるように指示し

「オッケーフィニッシュ！」

と明るく言ってきた。

夫もすぐに終わり

私たちは再び
ドクターカントの前へ。

ドクターカントは
私たちを見ると

ニヤリと初めて笑い

口に人差し指をあて
頷いてきた。

私たちも
人差し指を口にあて

同じように頷いた。

そして、

「サンキュー

ソーマーッチ！」
(ホンマにありがとう！)

と言ってでようとしたら

ドクターカントが

めっちゃ笑顔で

「サンキュー♪♪♪」

と手を振った。

めっちゃ
ご機嫌になってるやん！

私たちは急いで
サウスアフリカ航空の
カウンターに戻り

受付の係員に

「イエローフィーバーカード
もらえたよー！」

とカードを渡した。

すると、係員は
「オッケー」
と手続きを進めてくれ

航空券が発券された。

そして、

「いくらって言われた？」

と聞いてきたので

夫が

「1人100ドル」

というと、

同僚とビックリした顔を
見合わせ

そして私たちに向かって
物凄く悲しそうな顔をして

「I'm so sorry ....」
(お気の毒に。。。)

と言ってきた、

あれ？？
ボラれた？？？

ボッタクられた感じ？？？

夫が

「相場はいくらなん？」

※英語ではこう言います。
What's the usual price for this?

と聞くと

「30ドル」

と答えてきた。

なぬー！