昨日のWBC世界バンタム級TM
1位 ルイス・ネリを迎えた山中選手の13度目の防衛戦 衝撃でした....
結果は4回TKO負けで山中選手が5年9ヶ月 君臨した王座から陥落
今回の敗戦は個人的には山中選手の衰えとかというよりはネリが強かったと感じました
山中選手は計量前日も食事出来る位に減量も上手くいって良い状態でリングに上がってたはずです
1R 山中選手の右ジャブが入って左に繋げてて良いスタートに見えました
でも1Rから同じ位に違和感も感じてました、初回からネリの左の強打をまともにもらったりしてたからです
その違和感が試合中ずっと続いてた感覚でした
山中選手の右ジャブや左ストレートも入っててネリも効いた場面もあったと思います
それでも全く怯まず前進してくるネリの左右の強打をもらってポイントも印象点も取り返された印象でした(-_-;)
ネリは序盤はもらいながらも必死に出てきて反撃してきてた感じでしたが3Rからは山中選手の右ジャブをブロックやパリーでもらわなくなってたので荒っぽく見えて冷静さも感じました
あとは左の強打の前にしっかり右ジャブを入れたりもしてたので上手さも要所で見えましたね!
打ちつ打たれつの際どい展開がネリに傾いて一気にTKOまでいってしまった4R
やっぱりその口火はネリの左のボラードでした
ボラードはメキシカンや中南米の選手がよく打つパンチでストレートとロングフックの中間的軌道で飛んでくる独特のパンチです
ネリのパンチを見てて「これがボラードなんだ」と思いました、日本人はなかなか打てないパンチだと思います
自分はこの左のボラードが勝敗を分けたパンチかなと思いましたし山中選手はボラードがよく見えてなかったんじゃないかなと感じました
そう考えれば序盤からラフな左をもらったりも話が繋がります、ボクサーが一番よけれないのは見えないパンチですからね(×_×)
ネリのパンチはスピードはあまり感じませんが鈍器の様な重さを感じました、体重も計量からかなり増えてたのでそれもパンチを重くしたかもしれませんね
4R前半からネリのラッシュをかなり被弾してた山中選手は最後まで打ち返そうとしててガード固めたりクリンチで次のRまで生き残ろうとする策はしなかったですね....
ダメージで出来なかったのか、王者のプライドか、もしかしたらどっちもだったかもしれません
でもストップの少し前 山中選手はふらついてロープにもたれて足に力が入ってなかった様に見えました、止められても仕方ない状態に見えました(*_*;)
山中選手の涙を観てから今日もずっと心が重苦しいですが今はまず休んでほしいですね、昨日はネリの夜だったと言うしかないですね....
試合後にセコンドのストップが早かったかで色んな意見が出てますが自分は早くなかったと思います
一方的に打たれてたし打ち返そうという余力や余裕があっての打たれ方に見えなかったので大和トレーナーが身体を心配して飛び込んだのを責められないと思います!
敗れても山中選手へのリスペクトは変わりませんし山中選手が今後どうするか決めるまで静かに待ちたいと思いますm(_ _)m