施政方針と予算参考資料の比較をしてみます。
まず、「なぜ施政方針と予算参考資料を比較するか」点を述べますと、
施政方針で受けた印象と予算参考資料の記述内容と「若干のニュアンスの差があるのでは」と感じたいのです。
施政方針と予算参考資料を抜粋し以下の通りとしました。
(施政方針:上段黒文字 予算参考資料:下段青文字)
1 点目は「安心して子育てできるまち」への取組
- 「子育て世代総合サポートセンター」から本年4 月からは新たに「こども家庭センター」に移行
- D X として、来年度から母子手帳アプリを導入
- 百目木公園内に新たな幼保連携型認定こども園及び子育て支援センターを整備
- 放課後児童クラブにおいて、昭和小学校区、奈良輪小学校区及び蔵波小学校区、利用希望児童数の状況を見極めながら受け皿を確保
- 百目木公園内に新設する幼保連携型認定こども園の整備支援
- 母子手帳アプリの導入に係る費用などを計上しました。
2点目は「安全で安心して暮らせるまち」への取組
- 庁舎の耐震補強及び大規模改修、旧庁舎及び旧議場棟の解体庁舎整備事業全体の竣工は、令和7 年1 月末を予定
- 河川への新たな監視カメラや危機管理型水位計を設置
- 新たに被災者支援システムを導入し、災害に伴って発生する業務の効率化を図る
- 防災拠点を構築する庁舎の整備、被災者支援システムの導入
- 市が管理する河川への水位計及び監視カメラの設置
3 点目は「だれもが住みたい・住み続けたいまち」への取組
- 袖ケ浦駅西側地区、まちづくりに向けた第一歩を踏み出す
- インターチェンジ周辺や内陸部の土地活用、地区計画制度を積極的に活用
- 令和7 年度末に行われる都市計画の県下一斉見直しに向け、市街化区域と市街化調整区域の面的見直しについて検討
- デマンド型乗合送迎サービス「チョイソコがうら」、本年1 0 月から運行地区を市内全地区へ拡大
- 市民会館や公民館を交流センターとし、市民活動にも利用ができる場として地域の皆様により身近で利用しやすい新たなまちづくりの拠点とする
- さらに、交流の場や子どもの居場所としての機能を強化するものとして、昭和地区及び長浦地区の交流センターにW i - F i 環境を整備
- デマンド型乗合送迎サービス「チョイソコがうら」の実証運行地区拡大
- 放課後児童クラブの奈良輪小学校区での新規開設
- 昭和中学校増築校舎の工事、根形中学校及び蔵波中学校の老朽化したトイレの改修工事
- 自転車乗車用ヘルメットの購入費の補助に係る
- 防団第13分団詰所の建て替え工事
- 地球温暖化対策として電気自動車の公用車の購入
- 三箇横田線と広域農道との交差点改良工事
記述内容に大きな差はありませんが、統一的な印象はなく、
「各課ですり合わせが出来ていないのではないか」と感じます。
これは市役所内部の一体化が見えない。さらには市役所内での戦略的事項として共有されていないとのです。
まだまだ事業優先、執行優先の仕事ぶりではないでしょうか。
(つづく)