令和6年度予算審査で大きく変わったことがあります。
それは「予算書、予算参考資料の冊子を作らなくなったこと」です。
正確に言うと「外部に印刷を依頼しないとして」のです。そして希望者のみに印刷物を配布することにしたのです。
これでペーパレス化と経費削減という効果があります。
ですがワタシは予算・決算に関してはまだ紙ベースの方がやりやすいので印刷物を希望しました。
まず、袖ケ浦市の予算編成に関して
袖ケ浦市の予算編成の印象は「冒険はしない」と思っています。
袖ケ浦市は比較的財政が豊かで「毎年どうやって予算を組もうか」と悩むよう状況ではないのです。これが大前提です。
ですから、優先順位として先ずは「各種計画と市長の政治的意図との整合性」に注意を払って審査に臨むことになっています。
令和6年度予算では
初めに、新年度に重点的に取り組む事項3点
- 1点目「安心して子育てできるまち」への取組
- 2点目には、「安全で安心して暮らせるまち」への取組
- 3点目には、「だれもが住みたい・住み続けたいまち」への取組
と重点的に取り組む事項を上げています。これは施政方針にも同様の内容が挙げられています。
これらはのうち2点は「安心」です。しかし「安心は政策にならない」のです。
これは法政大学土山希美枝教授が良く使う言葉です。
安心と言いながら、アクアラインを活かしたまちづくりで開発行為などが中心です。さらに表穂連携施設の整備や監視カメラなどが挙げられています。確かにこれらの事業と住民の安心と相関はありそうですが、もう少し強く押し出さねばならないと考えます。
でもそこまで文字に起こすのは難しいと言うか、なじまないと言うか違和感があります。
作成者が「明確な区別をもって予算編成しているのかな?」と感じます。
(つづく)