議員の研修制度について
袖ケ浦市議会だけではありませんが、地方議会では研修制度がありません。
だから、議員は自分で仕事を覚えるしかないのです。
この時に先輩議員から的確なアドバイスがあればいいのですが、袖ケ浦市議会は「自分で」って感じですね。
この「議員の資質向上は誰に責任があるのか」と、大学院での研究テーマでした。
修士論文の主題とはしませんでしたが、この問題意識はずっと持ち続けていました。
ワタシの場合の話をします。
ワタシは平成19年に初当選し、翌年の3月定例会から基幹システムの更新について徹底的に追求しました。
この問題追及のやり方に若干の反省はありますが、行政の様々な矛盾を体験することができました。
しかし、一般質問のやり方や審議の方法などを教わることは一切ありませんでした。
だから全て自分で考えて組み立てて行きました。
その中で、弁護士や識者等の外部の知見に頼り、行政文化の外からアプローチを行いました。
議会でのイロハを教わる機会が普通以上になかったのです。
その後、大学院に進学し研究する中で体系的に知識を得、専門家に教わることができたので現在に至りますが、「体系的に教わる」という機会が重要であること再確認したのです。
このように議員の研修制度があるのは、北海道の芽室町議会です。
修士論文でその取り組みを扱いましたが、多くの議会で確立する必要があると考えます。
地方議会が「感覚や経験だけで判断する」のではない構造を創らねば社会の変化に対応できないと考えます。
袖ケ浦市議会も同様ですので、研修システムが必要です。
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