Discostar☆Love F.D.O.Y. 2016-#26 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

Discostar☆Love
First Day of the year 2016 #26

最初から #1
前回のお話 #25




「港区・・・6:50かぁ、まだちょっと早いか。」




小声で呟いたんだけど。


ベッドの上から翔ちゃんの腕が降りてきて

後ろから首に巻きついた。




「お早う、早起きさん。

何見てんの?」



「ん、おはよう、しょぉちゃん。

お日さま出るの何時かなぁって思って。」




右肩のすぐそばに感じる息遣いに

お腹の奥がキュ、ってなって



おれ朝から何反応してんのって恥ずかしくなった。



翔ちゃんに悟られないように

ホラ、って検索結果を見せようと思って

両手で持った携帯を肩の位置に持ち上げたら


左側から回った翔ちゃんの手が

おれの手ごと包んで

グイって引き寄せて覗き込むから


さっきより顔が近付いて。



右耳に血が集まって、

紅くなっていくのが自分でも分かった。




「初日の出か・・・

見ようか、一緒に」




耳元で低く囁いて


そのまま耳に唇を触れさせて。



思わず肩をすくめて目を瞑ったら




「フッ、」




って笑うから。




「もぅっ!しょぉちゃんっ?!

今の絶対ワザとでしょ!」




右手で翔ちゃんの頭を叩く真似をしながら振り向いた。



その、

挙げた右手首を掴まれて。




「んっ・・・、」




重なる、唇。



固く閉じていた唇を


柔らかく何度も食(は)むように触れてくるから


誘われるように力が抜けて

深く、なる。