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最初から #1
前回のお話 #66
#67 Side-S
近付いたその白いうなじに
思わず唇を寄せる。
「んっ、」
一瞬ピクリと肩を竦(すく)めるようにした雅紀が愛おしくて
腕に力を入れて抱きしめる。
そして・・・
そのまま
・・・胸を滑らせた指で小さな突起を探し当てた。
「あっ、・・・んん、」
身を攀(よ)じろうと雅紀のカラダに力が入るのを、腕に力を込めて抑えつけて
自由を奪ったまま、
雅紀の弱いところへキスを落としていく。
髪が濡れて可愛い耳が目の前に見えて、
堪らず唇を寄せて外耳から・・・
ナカも、攻め立てる。
「んっ、・・・しょ、おれ、
・・・もぉ・・・」
力が入らないといった様子で身を預けてきた雅紀から甘いコトバが漏れ始め、胸をくすぐる。
フィズにいる時はあんなに挑発的なのに・・・
この腕の中にいる雅紀はまるで別人のよう。
恥ずかしそうに少し俯いたまま俺の手を取って欲しいところへ誘導しようとするから、
つい意地悪したくなるのは俺がS気質ってコトなのか?
「・・・触って欲しいの?」