Discostar★Love 3 #40A | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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最初から  #1
前回のお話 #39


#40 Side-A





・・・チュ、




「・・・き・・・」




・・・チュッ、




「・・・さき、」



「んん・・・、」




・・・あぁ・・・



・・・おでこに・・・



・・・翔ちゃんの・・・



・・・



・・・



・・・翔ちゃん・・・



・・・は!!!


そうだ、翔ちゃん!




急に意識が覚醒して飛び起きる。





「ごめっ、おれ寝てた?!

寝てたよね今!

ぅ~わ、サイアク!

ゴメン!しょぉちゃん!!」



「はははは、いいって。」



「でもっ!」



「ん、いいの。

俺の運転、信用してくれてる証拠でしょ?」



「それはしてるけど・・・」



「それより、行こ?

着いたよ?」



「あ、うん・・・!」





慌てて助手席から降りて、

後部座席から濡れた浴衣と翔ちゃんが脱いだTシャツの入ったコンビニの袋を手に取る。



翔ちゃんも反対側からお仕事のバッグを取り出して、

バン、と閉めるドアの音がコンクリートの壁に反響した。




翔ちゃんが先にエレベーターに乗って、

ドアを開けててくれる。





「ぁりがと、」





個室に入って、操作盤の対角に背を付けて立つ。


操作盤に部屋のキーを挿し込んだ翔ちゃんが、隣に背を凭れてきた。




翔ちゃん、分かってる・・・?



ココ、死角・・・って・・・




階数の表示を見ながら顎を上げてる翔ちゃんの二の腕に右手を添えて・・・




その唇に、近付いた。