And if...2-40
「・・・っぅあ、しょ・・・
も・・・、おれ・・・」
翔ちゃんに上げられた体温と
温泉のお湯の熱さで
意識が飛びそうになって、
翔ちゃんの胸板を押し離す。
「上がる・・・?」
「・・・ん・・・、」
翔ちゃんの柔らかい声に頷くと、
肩を支えられてお湯から出た。
「もぉ~、ヤダよ・・・
恥ずいよぉ・・・」
露天脇に置いてたタオルで
フラつくボディーとウラハラに元気な前を隠して
流された感に後悔しながら
なんでこんなことになってんだろうって気持ちが沈んでいく。
おれのことを支えてくれてる翔ちゃんの腕の逞しさがさらに虚しさを煽る・・・
「ゴメン、雅紀・・・」
え、何?
なんで謝るの?
やっぱり、軽い気持ちだっ・・・
「俺ガマンの限界かも、」
え・・・
翔ちゃんの腕に引き寄せられて、
囲われた全身シャワーのブースに押しやられる。
感知作動が働き2人に降り注ぐシャワーの中、壁に押し つけられて深いキスがまた追いかけてくる。
「ンん、・・・っあ、」
キスをしながら
またタオル越しに摩られ、
敏感になっていたソコは容易(たやす)く堕ちていく。
「んぅ、・・・ぁ・・・
やっ・・・、」
擦られながら、
翔ちゃんのキスが首筋から胸へと降りて、
指で感覚を拓(ひら)かれた小さな突起が
厚みのある唇に 吸われて
声が漏れる。
サァァァ、と流れるシャワーの音に
吐息が紛れて気持ちが昂(たか)ぶっていく。
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