Discostar★Love 139 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
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ゥーーーワ、このヒト初対面なのにすげェな、ちょ、そんな迫って来んなって。


とは言っても、ムゲに断るのも彼女を傷つけて恥をかかせちゃいそうだし、

かといってキスとか・・・無理でしょ。

ゥーーーワ、どうしよ、おれコレ絶体絶命じゃね?



チュ・・・


彼女の唇が、顔をそむけたおれの左の口の端と頬の微妙なところに触れる。


「いや、やっぱりさ・・・」


さらに迫ってこようとする彼女の肩を両手でグッと押し返した時、通路のトイレ側から声がした。


「あーれ?おっかしいな、アイバくんトイレじゃなかったのかなぁー?」


・・・ショウくんの、声だった・・・


あ!そうださっき『時間差でトイレ行く』って・・・



「あ・・・、今のナイショね!メッセするから❤︎」


そう言って彼女はそそくさと電話ブースから出て行った。


後ろ姿を見送る形で・・・

出入り口に視線を流してたら

ショウくんが


入ってきた・・・。



「お前こんなとこでナニやってんの?」


ドクン、


「え・・・、あ、」


・・・ショウくん・・・?

なんか、ショウくん、恐いオーラなんですけど。


「・・・今のってさ・・・」

「ぁ・・・えと、連絡先、聞かれて・・・」

「・・・教えたの?」


ドクン、ドクン、ドクン、


な、なんか怒ってる・・・?


下からすくい上げるような目で見られて背中がゾクリとして


心臓が嫌な鼓動を打ち始める。


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ドクン、ドクン、ドクン、


「断ろうとしたんだけど・・・、」


「・・・でも教えたんだ?



・・・で?

・・・ついでにキスの実践?」


ドクン・・・!


「・・・どうだった?

成果はあったの?」



・・・見られた?!
見られてたの?!


ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、


心臓が急激に早まる。

ザワザワとイヤな感覚が耳の後ろから頬の方へ流れてくる。


あぁ、どうしよう、

ショウくんに何て言えばいい?

どう言えば誤解されずに伝えられる?

胸がザワザワして頭が回んないよ