Discostar★Love 138 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
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・・・好き、な、ひと・・・

ショウ・・・くん・・・?

・・・


「いるっつーか・・・」


いやでもショウくんはオトコだし、このコもショウくんなんて言われても『ハッ?』って思うよな、


それに今後のショウくんに変なウワサが立っちゃったら困るし、


っつーか普通にそんなの言えないだろ、おれ何テンパってんの?


「・・・いやいないか。」


っつーか大体、好きな人って、好きなオンナノコがいるかって事だよね?


「・・・好きな女性(ヒト)は・・・、いないよ?」

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「よかった!あっじゃあ、連絡先聞いてもいいですか?

『ふるふる』ってできます?オトモダチになって下さい❤︎」


「・・・はぁ・・・、あ。じゃあ、フィズ・・・って、おれの通ってるディスコに遊びに来てくださいよ、おれだいたい週末そこなんで。」


「じゃあ、そこの場所も聞きたいんで、・・・ね?ふるふるしてください❤︎」


・・・コレ断れないよな・・・


このヒトおとなしそうに見えるのにグイグイ来るな、って思いながら、仕方なくお尻のポケットに入れていた携帯を取り出してアプリを起動させる。


4、5回携帯を揺らすと画面に『Rena』というアイコンが出た。


「あ!ソレです、ソレです!」


そのコがズイッと近寄って、携帯を覗き込む。

一瞬、後退(ずさ)りをするように身を引くと、携帯に降りてた視線をおれに移して、上目遣いに微笑んだ。


「相葉くんてぇ、もしかして・・・私のコト、意識しちゃった?」


・・・え?


「キスくらいなら・・・シても、いいよ?」


・・・は?ナニ?何言ってんの?

酔ってんの?


ゆっくり近付いてくるから、逃げるように後退る。


「や、おれ別に・・・」


背中が、壁に当たってそれ以上 退がれない。

彼女の手が、おれの腕を掴んで背伸びして・・・、顔が近付く。